この記事では、「野菜」【やさい】と「植物」【しょくぶつ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「野菜」とは?意味
人間が調理して食べる植物の総称を「野菜」【やさい】といいます。
ほうれん草やキャベツ、レタスなど草本植物を指す呼び方であり、水で洗って手でちぎり、食べやすい大きさにして好みのドレッシングをかけてサラダにしたり、みじん切りにして肉のつけ合わせとして食べるわけです。
ほうれん草や小松菜はさっと熱湯に入れて茹でたら水気を絞り、食べやすく切って和え物にしたり、うどんやそばに入れて食べることもあります。
さらに詳しく分類すると、双子葉植物のアブラナ科に属するのがキャベツであり、ほうれん草はまた違ったアカザ科になります。
他にもじゃが芋や里芋、さつま芋などはイモ類に分けられますが、「野菜」と呼ぶ場合もあるなど明確な定義はありません。
「植物」とは?意味
生物区分のひとつに属する「植物」【しょくぶつ】は、土の中にしっかり場所を固定してはり、水分を吸い取って成長するものを指します。
水を与えると茎が伸び、葉が大きく成長するところがまるで生きているように見える生物を意味しているわけです。
細胞壁があり、光合成は独立栄養で行い、草食動物の食べ物として栄養と活力が与えられる生物になります。
陸上植物は自力で体を支えるため細胞壁にセルロースが活躍し、藻類はグルカンやマンナン、悪天質によって細胞壁を持っているのが特徴的です。
「野菜」と「植物」の違い
「野菜」と「植物」の違いを、分かりやすく解説します。
水分が多く、食用になる草本性の植物を「野菜」と呼び、炒めたり、煮る、洗ってそのまま食卓に出すなど様々な食べ方があります。
葉だけでなく、茎やつぼみ、根などその「野菜」の一番美味しい味が出るところを主に食用として使われているわけです。
もう一方の「植物」は新しく分裂した細胞が新しい細胞に積み重なって成長していきます。
この細胞分裂が何度も行われるのは水分を吸い取って流すための根や茎であり、他に茎や樹皮にある成長する部位が活動することで無限に大きくなっていくわけです。
春夏秋冬と季節によって個性的な花を咲かせるものから、赤や黄色の花を見せるなど人の目を楽しませるものを「植物」といいます。
まとめ
美味しく料理して食べられている食用になるものと、主に花を咲かせたり、独特な姿を見せて人の目を楽しませる植物かという違いがありますので、どこら辺が違っているのか見比べてみるといいでしょう。