この記事では、「心許ない」と「心細い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「心許ない」とは?
「心許ない」は「こころもとない」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「頼りなく不安で、心が落ち着かない様子」という意味で、信用できずに気になる様子のことです。
2つ目は転じて「待ち遠しくていらいらする様子」という意味で、早くして欲しいと焦る気持ちことです。
3つ目は更に転じて「ぼんやりとはっきりしない様子」という意味で、ぼやけてあいまいな様子のことです。
「心許ない」の言葉の使い方
「心許ない」は形容詞として文末に使われたり、副詞として「心許なく見える」などと使われたりします。
基本的に日常で使われる場合、「人や物に対して頼りにならず不安を感じる様子」に使われる言葉です。
「心細い」とは?
「心細い」は「こころぼそい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「頼りになるものがなく不安である」という意味で、上記で紹介した「心許ない」と同じ意味です。
2つ目は「何となく寂しく感じられる」という意味で、心が満たされず物足りない気持ちになることです。
「心細い」の言葉の使い方
「心細い」は形容詞として文末に使われたり、副詞として「心細く感じる」などと使われます。
基本的に、「自分が頼れるものがなく不安で、寂しいと感じる気持ち」に使われる言葉です。
「心許ない」と「心細い」の違い
「心許ない」は「人や物に対して頼りにならず不安を感じる様子」です。
「心細い」は「自分が頼れるものがなく不安で、寂しいと感じる気持ち」です。
「心許ない」の例文
「心許ない」の例文は以下の通りです。
・『子供にお使いを頼むのは心許ない』
・『屋根が今にも崩れ落ちそうで心許ない』
・『ふところ具合が心許ない』
「心細い」の例文
「心細い」の例文は以下の通りです。
・『あたりが暗くなって心細い』
・『一人で海外旅行するのは心細い』
・『彼氏と遠距離になり心細い』
まとめ
今回は「心許ない」と「心細い」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。