この記事では、「敏捷」と「敏速」の違いを分かりやすく説明していきます。
「敏捷」とは?
動きが速いこと、またそのさま、理解が早いこと、またそのさまという意味です。
「敏」という漢字には、はやい、すばやい、「捷」という漢字にも、はやい、すばやいという意味があります。
このことから「敏捷」には、素早いという意味があることがわかります。
この言葉は、身のこなし方がきびきびしているさまをいいます。
ド―ベルマンという犬の動きがこれに当てはまるでしょう。
警察犬として活躍しているド―ベルマンは、非常にきびきびと動きます。
テレビでその姿をまれに見ることができます。
警察官とともに、きびきびと動いています。
あっちへふらふら、こっちへふらふら、ときにはしゃがみ込んでしまう、といったことはありません。
動きに無駄がなく、素早く行動をしています。
「敏速」とは?
行動や判断が素早いことという意味です。
「速」という漢字には、はやい、すみやかという意味があります。
このことから「敏速」には、素早いという意味があることがわかります。
反応の素早さや行動の手際さについて使うことの多い言葉です。
トラブルが起こって処理をすることで説明をします。
あるところでトラブルが起こってしまいました。
直ちに対応をしなければなりません。
ある人は、物事を素早く判断し、すぐに行動に移りました。
どうしたらいいのだろうと悩んで、ぐずぐずなどしていません。
このようなてきぱきとしたさまを意味します。
「敏捷」と「敏速」の違い
「敏捷」と「敏速」の違いを、分かりやすく解説します。
素早いという意味を持つ点は同じですが、使い方に違いがあります。
前者は、きびきびしたさまをいいます。
身のこなしについての様子です。
後者は、手際がよくて、てきぱきしているさまをいいます。
判断や動作の様子を意味します。
まとめ
どちらの言葉にも素早いという意味があるのですが、使い方が違います。