「お大事になさってください」と「ご自愛ください」の違いとは?分かりやすく解釈

「お大事になさってください」と「ご自愛ください」の違いとは?違い

この記事では、「お大事になさってください」「ご自愛ください」の違いを分かりやすく説明していきます。

「お大事になさってください」とは?

「お大事になさってください」とは、「病気やケガなどで体調不良の相手に対して身体をいたわる様に気遣う丁寧な表現」です。


「お大事になさってください」の言葉の使い方

「お大事になさってください」「お」は尊敬語・美化語の接頭辞、「大事」「重大な事柄」から転じて「価値あるものとして大切に扱う様子」という意味、「に」は接続詞、「なさって」は動詞「する」の敬語「なさる」の連用形「なさりて」の促音便、「ください」「くれ」の尊敬語です。

全体で「価値あるものとして大切にしてくれ」の敬語表現で、現在健康状態がすぐない人に対して使われます。


「ご自愛ください」とは?

「ご自愛ください」とは、「相手に対して病気やケガなどを体調不良にならないようにと気遣う丁寧な表現」です。

「ご自愛ください」の言葉の使い方

「ご自愛ください」「ご」は尊敬語の接頭辞、「自愛」「自分を大切にすること」「自分の健康状態に気をつけること」という意味、「ください」「くれ」の尊敬語です。

全体で「自分の健康状態に気をつけてくれ」の敬語表現で、現在特に健康状態に問題ない人に対して使われます。

「お大事になさってください」と「ご自愛ください」の違い

「お大事になさってください」「価値あるものとして大切にしてくれ」の敬語表現で、現在健康状態がすぐない人に対して使われます。

「ご自愛ください」「自分の健康状態に気をつけてくれ」の敬語表現で、現在特に健康状態に問題ない人に対して使われます。

「お大事になさってください」の例文

「お大事になさってください」の例文は以下の通りです。

・『ご無理なさらずお大事になさってください』
・『お風邪を召したとのことで、くれぐれもお大事になさってください』

「ご自愛ください」の例文

「ご自愛ください」の例文は以下の通りです。

・『体調を崩されませんようご自愛ください』
・『風邪など召されませんようどうかご自愛ください』

まとめ

今回は「お大事になさってください」「ご自愛ください」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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