「反日」と「抗日」の違いとは?分かりやすく解釈

「反日」と「抗日」の違いとは?違い

この記事では、「反日」「抗日」の違いを分かりやすく説明していきます。

「反日(はんにち)」とは?

「反日」とは、「日本や日本人に対して反感を持つこと」を意味する言葉です。


「反日」の使い方

日本に対して憎悪や敵愾心を抱くことを「反日主義」「反日思想」と呼びます。

そして、これらに基づいて起こされるデモ活動やヘイト活動は「反日デモ」と呼ばれています。

近年での「反日デモ」では、日本国旗である日章旗や旭日旗を踏みつけたり、燃やしたりする行為、時の総理大臣の写真を燃やす行為、日本車や日本製品の破壊行為やボイコット行為、日本の在外公館や日本企業が入った施設への侵入などが挙げられます。


「抗日(こうにち)」とは?

「抗日」とは、「日本の行為に対して、反対し抵抗すること」を意味する言葉です。

「抗日」の使い方

太平洋戦争時、日本軍はアジアへの進出を図り、韓国や中国、東南アジアなどを占領しました。

これに対して、反感を抱いた現地の人々が日本軍に対して展開した抵抗活動などを「抗日」と呼びます。

そのため、「抗日」は太平洋戦争や太平洋戦争下の大日本帝国に関する事柄などで使用されることの多い表現です。

主な抗日組織としては韓国の「大韓民国臨時政府」やベトナムの「ベトミン」、フィリピンの「フクバラハップ」、タイ王国の「自由タイ運動」などが挙げられます。

「反日」と「抗日」の違い

「反日」「日本や日本人に対して反感を持つこと」を意味する言葉です。

一方、「抗日」「日本の行為に対して、反対し抵抗すること」を意味し、主に太平洋戦争や大日本帝国に関わる事柄などで使われることの多い言葉です。

したがって、日本に嫌悪感を抱くことを「反日感情」「反日感情」に基づく近年のデモ活動やヘイト活動などを「反日デモ」と表現することはあっても「抗日感情」「抗日デモ」とは表現されません。

まとめ

「反日」とは、「日本や日本人に対して反感を持つこと」を意味する言葉です。

「抗日」とは、「日本の行為に対して、反対し抵抗すること」を意味する言葉です。

「反日」は現代における日本へ向けたヘイト活動などに用いられ、「抗日」は太平洋戦争時の大日本帝国に対する抵抗活動を表す言葉として用いられます。

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