「iDeCo」と「NISA」の違いとは?分かりやすく解釈

「iDeCo」と「NISA」の違いとは?違い

この記事では、「iDeCo」「NISA」の違いを分かりやすく説明していきます。

「iDeCo」とは?

「iDeCo」(=個人型確定拠出年金)とは、「自分で決めた掛金を積み立てていき、60歳以降に給付を受けることができる私的年金制度」です。

「年金制度」とあるように、老後の資金を蓄えるための制度になるため、加入条件として20歳以上65歳未満の国民年金被保険者に限られています。

また、「iDeCo」の場合、積み立てたお金は原則として60歳以降になってからでしか引き出すことはできません。

さらに税制面では「運用益は非課税」「掛金が全額所得面所」「一定の条件下であれば、受け取り時に非課税になる」という3つの優遇制度が設けられています。

「iDeCo」は証券会社の口座で運用することができ、利用者は証券会社が提供する投資信託や保険商品などから自分で商品を選びます。


「NISA」とは?

「NISA」とは、「NISA口座内で投資した金融商品から得られる利益が非課税になるという制度」です。

「NISA」は20歳以上の国内居住者であれば誰でも加入が可能であり、先述した「iDeCo」とは違い、年齢に上限はありません。

また、「NISA」の運用資産はいつでも好きなタイミングで引き出すことが可能という点も「iDeCo」との違いです。

逆に税制面では「iDeCo」と同じく、運用益が非課税になります。

一般口座での運用の場合、投資した金融商品から得られた利益には20. 315%の金融所得税が課税されますが、これがNISA口座で運用した場合、全て非課税になるのです。

「NISA」も証券会社に口座で運用することができ、利用者は証券会社の商品から投資先を選ぶことになります。


「iDeCo」と「NISA」の違い

「iDeCo」とは「私的年金制度」であり、「NISA」「資産運用における税制優遇制度」です。

以下が主な違いになります。

・加入条件が「iDeCo」は20歳以上65歳未満、「NISA」は20歳以上で上限はなし。

「iDeCo」は原則60歳にならないと運用資金を引き出せないが、「NISA」は任意のタイミングで引き出せる。

・どちらも運用益が非課税になるが、「iDeCo」の場合、それにプラスして税制優遇制度が設けられている。

まとめ

「iDeCo」(=個人型確定拠出年金)とは、「自分で決めた掛金を積み立てていき、60歳以降に給付を受けることができる私的年金制度」です。

「NISA」とは、「NISA口座内で投資した金融商品から得られる利益が非課税になるという制度」です。

「iDeCo」は年金=老後資金のための投資が前提の制度であるため、「NISA」とは加入条件や運用資金の引き出し、受けられる優遇制度など各所に違いが見られます。

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