「渋柿」と「あんぽ柿」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「渋柿」と「あんぽ柿」の違いとは?違い

この記事では、「渋柿」「あんぽ柿」の違いを分かりやすく説明していきます。

「渋柿」とは?

「渋柿(しぶがき)」とは、熟しても甘くならずに、渋いままの「柿」のことを表しています。

一方、熟すと甘くなる「柿」「甘柿(あまがき)」と言います。

「柿(かき)」は植物の「カキノキ」の果実です。

「カキノキ」はカキノキ科カキノキ属に分類されている落葉小高木や高木です。

「カキノキ」は東アジアが原産で、樹高は4m〜10mくらいあります。

葉は互生の単葉で、縁は全縁です。

葉は緑色ですが、秋に紅葉し、10月〜11月頃が見頃です。

「カキノキ」の開花時期は5月〜6月頃で、淡い黄色の花が咲きます。

果実は9月〜12月頃で、熟すと橙色になります。

果実は食用に利用されています。

また、「渋柿」から作られる「柿渋(かきしぶ)」には、防腐、防虫、防水効果があります。


「あんぽ柿」とは?

「あんぽ柿(あんぽがき)」とは、「渋柿」を硫黄で燻蒸(くんじょう)した干し柿のことを表しています。

「あんぽ柿」はしっとりとしていて、やわらかく、甘い味わいがあります。

「あんぽ柿」の歴史は古く、江戸時代に、現在の伊達市梁川町五十沢地区で製造、販売したのが始まりと言われています。

江戸時代には柿を天日で干す意味から、「天干し柿(あまぼしがき)」と呼ばれていました。

それが変化して、明治時代以降は「あんぽ柿」と呼ぶようになったようです。


「渋柿」と「あんぽ柿」の違い

「渋柿」「あんぽ柿」の違いを、分かりやすく解説します。

「渋柿」は熟しても渋いままの柿のことで、「あんぽ柿」はその「渋柿」を硫黄で燻蒸した干し柿のことを言います。

「渋柿」「あんぽ柿」にはこのような違いが見られます。

まとめ

今回は「渋柿」「あんぽ柿」の意味や違いなどについてご紹介してきました。

「渋柿」「あんぽ柿」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。

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