「枝毛」と「切れ毛」の違いとは?分かりやすく解釈

「枝毛」と「切れ毛」の違いとは?専門用語・業界用語

この記事では、「枝毛」「切れ毛」の違いを分かりやすく説明していきます。

「枝毛」とは?

「えだげ」と読み、毛が枝分かれしている状態になっているもののことをいいます。

頭の皮膚の中には、毛球があります。

毛球の中には、血管が入り込んでいる毛乳頭があり、毛母細胞に栄養を渡しています。

毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで、髪の毛が伸びていきます。

一年間に約10cm伸びていき、6年以上伸び続けるものもあります。

「枝毛」は、髪にダメージが溜まっていて、縦方向に髪の毛が裂けている状態です。

髪の毛は死んだ細胞ですが、髪の毛のなかには水分が入っています。

髪の毛を保護しているものが、「キューティクル」というウロコ状の壁です。

湿度や温度が上がると開く性質を持っていて、乾かすと閉じます。

ドライヤーやパーマ、カラーリング、摩擦などで、キューティクルはダメージを受けます。

そうすると、バリアを失って、髪の毛の中までダメージが進み、スカスカになってしまいます。

そのような状態になると、外部からの刺激で、髪の毛が縦に裂けてしまいます。

髪の先端が避けて枝毛になることが多いのですが、髪の途中が二つに裂けて、先端は一本になっていることもあります。


「切れ毛」とは?

「きれげ」と読み、毛が切れてしまう状態のことです。

髪の毛が半端な場所で切れてしまっている状態で、髪の毛が円柱状を保てなくなってしまうことから起こります。

原因は、様々で、髪の毛が作られた時から、栄養不足などにより、ボリュームが減ったり、切れやすくなることがあります。

また、カラーやパーマ、摩擦、乾燥などにより、髪の毛にダメージが蓄積して切れてしまうこともあります。

一度、切れるようになってしまった髪の毛は、その部分以外も脆く、切れやすくなっていることが多くなります。


「枝毛」と「切れ毛」の違い

「枝毛」は枝のように縦に裂けている毛のことをいい、「切れ毛」はプチプチと切れやすくなっている毛のことをいいます。

また、中途半端なところで切れてしまった短い毛についていうこともあります。

違いは、髪の毛が縦方向に裂けているのか、横方向にちぎれているのかというところです。

また、「切れ毛」は、根元の方から切れてしまうこともありますが、「枝毛」は、殆どの場合先端に起こります。

まとめ

「枝毛」「切れ毛」も、髪が脆くなって、本来の円柱状の姿を保てなくなり、起こります。

一度スカスカになった髪の毛を戻すことは難しいので、ダメージを与えないことが大切です。