この記事では、「スラックス」と「トラウザー」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「スラックス」とは?意味
長さがあるズボンを「スラックス」といいます。
アメリカで使われていた“slack”(スラック)が語源であり、「ゆるい」という意味があります。
そのため、太ももから足首にかけてゆったりした幅のズボンを「スラックス」というようになりました。
生地は上品さがあり、センタープレスが中央に入っているものがこのように呼ばれています。
このズボンをよく穿くのがサラリーマンで、ビジネススーツのズボンを指す言葉です。
このズボンの歴史は古く、3000年前ほど前、馬に乗る遊牧民が騎乗するとき穿いていました。
「トラウザー」とは?意味
英国紳士という意味がある「トラウザー」は、全体的に細身のデザインであり、フォーマルに最適なズボンになります。
太もも部分は少し余裕のある作りになっていますが、膝から裾にかけて細身であるところが特徴的です。
英国で誕生した「トラウザー」という言葉は、ジャケットを着る習慣があるお国柄のため、その服に合うようシャープな線が格好良く出るデザインを採用しています。
脚が長く、ほっそり見せられるところが日本人にも支持されるようになり、流行したところです。
英国で長ズボン全体を複数形に例えるため「トラウザーズ」と言っている言葉が他国でも受け入れられました。
「スラックス」と「トラウザー」の違い
どちらも長ズボンを指す服であるところは同じですが、ゴルフや営業などでよく動く人に最適なのが「スラックス」です。
かがみ易く、膝を高く上げられますので、スポーツするときも突っ張らず、歩きやすいところが選ばれています。
肌触りが滑らかで、ツルッとした素材はツヤがあるところが男性の下半身を魅力的に見せられるわけです。
もう一方の「トラウザー」は、フォーマルのとき最適な質感とデザインが全面に出ているズボンになります。
最近はカジュアルな柄や色のシャツに、少しだけ紳士的な上品さを合わせたコーデを楽しむ人が増えています。
本来ならフォーマル向けでしたが、現在はジャケットなしでも気軽に穿けるアイテムです。
まとめ
男性が穿くズボンにも生地の質や肌さわりなどが違っていたり、太さに微妙な違いがありますので、実際に手にとってみたり、穿いてみるといいでしょう。