「施行」という言葉は「法律用語で使われる(施行)」と「医療で使われる(施行)」で意味が違います。
今回は、「法律用語で使われる(施行)」と「医療で使われる(施行)」の違いを解説します。
「法律用語で使われる(施行)」とは?
「法律用語で使われる(施行)」とは、「法令の効力を実際に発生させること」を意味する言葉です。
「法律用語で使われる(施行)」の使い方
法律や条例などの法令は議会で可決され成立しますが成立しただけで終わりではありません。
成立した法令は多くの人に公開されてからある時点をもって効力が発生します。
現実のルールとして通じるよう法令に効力を発生させることを指す言葉が「法律用語で使われる(施行)」です。
「医療で使われる(施行)」とは?
「医療で使われる(施行)」とは、「執り行うこと」を意味する言葉です。
「医療で使われる(施行)」の使い方
考えるだけや計画するだけではなく実際に作業として執り行うことを指します。
一般的には患者に対し手術や投薬などの処置を実際に施すこと指す意味で使われる医療用語です。
「法律用語で使われる(施行)」と「医療で使われる(施行)」の違い
法令の効力を発生させることが「法律用語で使われる(施行)」、医療行為などを実際に行うことが「医療で使われる(施行)」という違いで区別されます。
一般的に「施行」は「法律用語で使われる(施行)」の意味で使われることが多く「医療で使われる(施行)」は医療の世界でのみ使われる限定的な表現です。
「法律用語で使われる(施行)」の例文
・『日本国憲法が施行されてから70年以上がたった』
・『新しい法律は来月から施行される』
「医療で使われる(施行)」の例文
・『手術を施行する前に準備を整える』
・『ガイドライン通りに手術は施行された』
まとめ
「法律用語で使われる(施行)」と「医療で使われる(施行)」は同じ言葉でも意味が全く異なります。
それぞれの意味を正しく理解して使いましょう。