「つぶあん」と「こしあん」の違いとは?分かりやすく解釈

「つぶあん」と「こしあん」の違いとは?食べ物・飲み物

この記事では、「つぶあん」「こしあん」の違いを分かりやすく説明していきます。

「つぶあん」とは?

「つぶあん」とは小豆の粒をできるだけ潰さないようにして作った小豆餡です。

豆などのデンプンや食物繊維が多いものを煮詰めると餡と呼ばれる練り物になりますが、その過程で可能な限り原材料である小豆を潰さないようにすると「つぶあん」になります。

煮詰める過程で自然に潰れてしまう粒もありますが、気をつけて手作りする場合には豆の形をほぼそのまま残す事もできその名の通り粒の多い小豆餡です。


「こしあん」とは?

「こしあん」とは小豆を潰しながら煮詰めて最後に小豆の皮も除去して作る小豆餡です。

小豆の皮を除去するのに布などを用いて濾すことから「こしあん」と言います。

最初から小豆を潰すようにしながら煮詰める上に最後は濾して完成なのでやや手間はかかりますがなめらかな食感になります。

饅頭などの内側に入れるのならともかく餡団子のように外側に小豆餡を付ける場合なめらかな物の方が都合がいいので、和菓子の材料としてはより使い勝手の良い小豆餡と言えるでしょう。


「つぶあん」と「こしあん」の違い

「つぶあん」「こしあん」の違いを、分かりやすく解説します。

小豆の粒が残るように作られた小豆餡が「つぶあん」で、小豆の粒を徹底的に残らないように作られるのが「こしあん」です。

「つぶあん」の小豆はほぼそのまま残っているものも自然に煮潰れた状態のものもありますが、「こしあん」に使われた小豆は完全に潰れて皮すら除去されます。

また「つぶあん」は煮詰め終われば完成ですが「こしあん」は煮詰め終わった後に濾して皮を取り除く工程を経てようやく完成です。

まとめ

和菓子の餡と言えば小豆餡が代表であり小豆餡と言えば「つぶあん」「こしあん」に分かれます。

あえて粒が残るようにした「つぶあん」となめらかな食感にするために手間を掛けた「こしあん」のどちらが良いかは意見が分かれるところでしょう。