「便器」と「便座」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「便器」と「便座」の違い生活・教育

この記事では、「便器」「便座」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「便器」と「便座」の違い

「便器」とは、大便・小便を受け止める器のことです。

「便座」とは、西洋式の便座の座る部分のことです。

どちらも大便や小便を受け止めるために使うものですが、同じものではありません。

「便器」には、小便用、大便用、和式、洋式などいろいろな形がありますが、これらはどれも大便や小便を受け止めるための器です。

形にかかわらず、大便や小便を受け止める器を「便器」といいます。

「器」という漢字には、うつわ、いれものという意味があります。

「便座」は、「便器」の中でも西洋式の腰かけるタイプの、腰かける部分のことです。

「座」という漢字には、すわる、すわる場所という意味があり、漢字の意味からも「便座」が座るところであることがわかります。


「便器」と「便座」の使い方の違い

大便や小便をするときに使用する器具を指して「便器」といいます。

「便座」は便器の一部です。

和式のものには「便座」がなく、洋式のものに「便座」があります。

そのため、洋式の「便器」の座る部分のことを指して使用します。


「便器」と「便座」の英語表記の違い

「便器」は英語で“toilet”と表現をします。

男子用のものは“urinal”、病室用のものは“chamber pot”、病人用のものは“bedpan”です。

「便座」は英語で“toilet seat”と表現をします。

「便器」の意味

「便器」とは、肛門や尿道から排泄されるものを受け止めるための器です。

肛門からは大便、尿道からは尿が排泄されます。

これらを所かまわず排泄してしまうと不衛生です。

そこで、それを受け止めるためのものが必要になります。

排泄されるものを受け止めるための専用のものが「便器」です。

「便器」には、さまざまな形があります。

日本の現代の家庭で一般的に使用されているものは、洋風の腰かけるタイプのものです。

椅子のように座って使用をします。

洋風の「便器」にも、組み合わせ便器、シャワートイレ一体型便器、タンクレスシャワートイレ一体型便器など、いくかの種類があります。

腰かけるタイプのものは、足腰の負担が軽減するメリットがあります。

しゃがみこむタイプのものもあり、これはしゃがみこみタイプ、和式トイレと呼ばれています。

「便器」をまたぐ形でしゃがみこんで用を足します。

このタイプは足腰に負担がかかりやすく、足腰が弱い人は用を足せないことがあります。

これらは大便も小便も受け止めることができますが、小便専用のものもあります。

主に男性が使用するもので、立ったまま用を足せるようになっています。

一般家庭で使用されることは少なく、主に公共のトイレで見ることができます。

日本の現在の「便器」は陶器製が一般的です。

水に濡れても傷みにくい、汚れを落としやすい、水がしみこむことがないなどの特徴があります。

陶器は固いものでこすると傷がついてしまうため、「便器」を清掃するときには、固いものでこすらないように注意が必要です。

色は白が一般的ですが、ピンク、ブラウン、グリーン、ブルーなども使用されています。

「便器」の使い方

用を足すための器具のことを指して使用します。

単に「便器」という場合は、どのような形のものなのか問いません。

しゃがみこむタイプのものも、腰かけるタイプのものも指しています。

「便器」を使った例文

・『便器にこびりついた汚れを頑張って落とす』
・『便器を汚さないように使ってください』
・『そろそろ便器を交換しようか』
・『便器にひびが入っている』

「便器」の類語

「トイレ」が類語です。

「便器」の対義語

対義語はありません。

「便座」の意味

「便座」とは、腰かけるタイプの「便器」の座る部分のことです。

腰かけるタイプの陶器製の「便器」は、陶器の上にプラスチック製の座る部分が設けられています。

この部分が「便座」です。

日本の「便座」には、さまざまな機能を備えたものがあります。

冬場は「便座」が冷たくなりやすく、座ったときにひやっとします。

これを防ぐための暖房便座というものがあります。

電源を入れておけば「便座」が温かくなります。

温度調整が可能なものが多く、夏は温度を下げる、冬は温度をやや高くするなど調節すると、電気代の節約になります。

温水洗浄便座はお尻を洗浄する機能と「便座」を温める機能が備わっているものです。

洗浄するノズルが取り付けられているのは、「便器」ではなく「便座」の方です。

特別な機能が備わっていないものは、普通便座といいます。

普通便座には、座る部分に切れ目がないO型と、座る部分に切れ目があるU型があります。

強度はO型の方が高く、衛生面ではU型の方が優れています。

プラスチックでできている「便座」は陶器のような耐久性がないため、重たいものが乗ると破損してしまうことがあります。

「便座」の上に立って乗ってはいけません。

「便座」を覆う布もあります。

これを取り付けることで「便座」の冷たさが軽減します。

「便座」「便器」から取り外すことが可能で、「便座」だけを交換することができます。

通信販売、ホームセンター、水回り関係の器具を扱っているメーカーなどから購入できます。

「便座」は腰かける部分のことなので、腰かけて使用しないしゃがみ込むタイプの「便器」には、「便座」は存在しません。

「便座」の使い方

洋式の「便器」の座る部分のことを指して使用します。

座る部分のことだけを指しています。

しゃがみ込むタイプ和式トイレには「便座」はないので、和式トイレに関しては「便座」という言葉は使用しません。

「便座」を使った例文

・『便座の交換を考える』
・『最新機能の備わっている便座』
・『便座が割れてしまった』
・『便座が温まらない』

「便座」の類語

「トイレ」が類語です。

「便座」の対義語

対義語はありません。

まとめ

排泄したものを受け止めるために使用されているものですが、「便器」「便座」は同じものを指しているのではありません。

「便器」は器のこと、「便座」は座るところのことです。