「処遇」と「待遇」の違いとは?分かりやすく解釈

「処遇」と「待遇」の違いとは?違い

この記事では、「処遇」「待遇」の違いを分かりやすく説明していきます。

「処遇」とは?

「処遇」「しょぐう」と読みます。

意味は「人を評価して、それにふさわしい取り扱いをすること」です。

人を立場や功績などで判定して、その結果に見合ったレベルややり方で接することです。


「処遇」の言葉の使い方

「処遇」は名詞として「処遇を決める・決めた」「処遇を与える・与えた」「処遇を受ける・受けた」などと使われます。

基本的に、組織における人の取り扱い方に使われます。


「待遇」とは?

「待遇」「たいぐう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「人をもてなすこと」という意味です、人に対する接し方のことです。

2つ目は「雇用者の労働者に対する取扱い」という意味で、給与や勤務時間など、労働する条件や環境のことです。

3つ目は「ある地位や役職に準じて取り扱うこと」という意味で、その地位を基準にした人の取り扱い方のことです。

「待遇」の言葉の使い方

「待遇」は名詞として「待遇を受ける・受けた」「〇〇待遇」などと使われます。

基本的に、組織だけではなく、個人的に人をもてなしたり接したりすることにも使われます。

「処遇」と「待遇」の違い

「処遇」「その人の評価に見合った対応の仕方をすること」です。

「待遇」「人をもてなすこと」「ある地位や役職に準じて取り扱うこと」です。

「処遇」の例文

「処遇」の例文は以下の通りです。

・『一年間の功績に準じて処遇を与える』
・『今までの経歴に見合った処遇を受ける』
・『ミスに対する処遇を決める』
・『退職後は顧問として処遇する』

「待遇」の例文

「待遇」の例文は以下の通りです。

・『給与面での待遇に不満がある』
・『このホテルは随分客への待遇が良い』
・『彼は縁故のお陰で特別待遇を受けている』
・『義実家に行くと嫁への待遇が悪い』

まとめ

今回は「処遇」「待遇」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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