「停滞」と「滞留」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「停滞」と「滞留」の違い生活・教育

この記事では、「停滞」「滞留」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

意外にどのような場面で使うかを迷ってしまう可能性が高い言葉かと思いますので、是非とも確実に理解して適切にお使いいただく為のお手伝いをさせてください。

「停滞」と「滞留」の違い

最初に「停滞」「滞留」の違いをご説明致します。

早速、見ていきましょう。

「停滞」「滞留」の違いについては、「停滞」(ていたい)という意味は、対象となるものが、その場に留まって動かないorゆっくりと動くという意味があります。

また、物事が順調に推移しないという意味合いもあるのです。

そして、「滞留」(たいりゅう)という意味については、対象となる事柄が滞ってしまう事や、外国等で滞在する意味合いにも使うことがありますので、是非とも把握しておいてください。

以上が「停滞」「滞留」の違いとなります。


「停滞」と「滞留」の使い方の違い

次は「停滞」「滞留」の使い方の違いを解説していきます。

また、「停滞」「滞留」の使い方の違いについては、上で解説した違いと意味を参照していただくことで解決していくこととなります。

「停滞」というのは、その場から動かないかゆっくりとした動きを意味しており、物事が順調にいかない時にも使います。

「滞留」も同様に物事が滞る意味でも使いますし、外国等に人が滞在する意味合いで使われることがあります。

利用頻度に関しては、前者の方が圧倒的に利用頻度は高いでしょう。

後者の方は、あまり馴染みのない言葉になるはずです。

次は、具体的な例を書いていきましょう。

例1:「停滞を使う場合」「去年からダイエットを始めました。ダイエット当初は順調に体重へ減り続けておりました。しかしながら、3ヶ月ほど前から体重が『停滞』するようになってしまいました」

この例は1年前からダイエットして、順調に体重が減っている人が存在していることが分かります。

そして、3ヶ月ほど前から体重が「停滞」するようになり、悩んでいるというものです。

是非とも参考にしてみてください。

例2:「滞留を使う場合」「予定通りならば輸送船団は、もう到着しているはずである。しかしながら、フィリピン沖で敵艦載機の攻撃を受けたそうで対空戦闘中との入電が入りました。よって物資の陸揚げに関しては『滞留』している状況である」

これは輸送船団がフィリピン沖で敵の攻撃を受けて、戦闘中のために到着が遅れているということを表しております。

そして、物資が到着していないために陸揚げが「滞留」している状況を説明しています。

このように使い方に関しては違いがありますので、是非とも参考にしてご自分で新たな使い方を見つけてみるのもいい勉強になるはずです。


「停滞」の意味

ここで改めて「停滞」の意味をご説明致します。

「停滞」の意味とは、対象となるものが、その場から動かないor動いても非常に遅い速度で動いている状態です。

また物事が、ヤキモキするほどに進まない状態を意味しておりますので、参考にしてください。

「停滞」の使い方

ここでは「停滞」の使い方を解説していきます。

「停滞」の使い方は、意味を照らし合わせていただくことで、自ずと使うべき場面が見えてきます。

よって使い方としては、「現場監督が寝込んでいるために、工事の進み具合が非常に停滞しているようで~」という使い方がしっくりくるはずです。

是非とも、頭に入れておいてください。

「停滞」を使った例文

次は「停滞」を使った例文を書いていきます。

・『沖縄方面に規模が大きい台風が停滞しているようだ』
・『仕事が停滞している状態だ』
・『ダイエットには停滞期というものが存在するそうだ』
・『停滞している原因を探ってみよう』
・『停滞してしまうと作業は遅れ、士気も下がってしまう』
以上が「停滞」を使った例文になりますので、自分で「ここで使ってみよう」と思う場面で是非とも役立ててみてください。

「停滞」の類語

この項目にて「停滞」の類語を解説していきます。

「停滞」の類語としては、「渋滞」(じゅうたい)や「難航」(なんこう)が類語として挙げられるのです。

参考にしてください。

「停滞」の対義語

次は「停滞」の対義語を解説していきます。

「停滞」の対義語になるのは、「進展」(しんてん)や「進捗」(しんちょく)が対義語となります。

これらの対義語の意味としては、物事が思うように進んでいる状態を表している意味があります。

把握しておいてください。

「滞留」の意味

改めて「滞留」の意味をご説明致します。

「滞留」の意味としては、今まで順調に進んでいたことが、アクシデント等によって滞ってしまうことです。

また、海外等に滞在する意味合いでも使うことがありますので、覚えておいてください。

「滞留」の使い方

ここでは「滞留」の使い方を解説していきます。

「滞留」の使い方も、上の意味を理解すると具体的な使い方がみえてきます。

「滞留」というのは、物事が滞ってしまい、進展が見られない時に使います。

よって使い方としては、「崖崩れにより、車の流れは滞留している状況であり~」という使い方が分かりやすいはずです。

参考にしてください。

「滞留」を使った例文

次は「滞留」を使った例文を書いていきます。

・『アメリカに1年間、滞留すると言っていた』
・『相手の代表が病気のために、仕事が滞留している』
・『イギリスに半年、シンガポールに半年という感じで滞留していたそうだ』
・『作業の滞留が著しい』
・『滞留先からエアメールが届いた』
以上が「滞留」を使った例文になりますので、是非とも参考にして役立ててください。

「滞留」の類語

ここでは「滞留」の類語を見ていきます。

「滞留」の類語としては、「ステイ」「留まる」「止まる」「宿泊」等が類語となります。

覚えておいてください。

「滞留」の対義語

次は「滞留」の対義語を解説します。

「滞留」の対義語としては、「解決」「解消」「進む」等が対義語となります。

これらの意味としては、滞りがなく、順調に進んでいる様を表しているので、対義語として相応しいのです。

よく把握しておいてください。

「まとめ」

まとめとしては、「停滞」というのは、対象になるものがその場から動かないことや動きが非常に遅い場合を意味しております。

また、物事が順調に推移しない時も使います。

「滞留」というのは、滞在という意味でも使いますし、物事が滞る意味合いでも使いますので、覚えておいて、ご自分で適切と判断できる場面で利用してください。