この記事では、「番地」と「番」の違いを分かりやすく説明していきます。
「番地」とは?
「番地」は、そのエリアの土地に対して番号が割り振られていてそのエリアは5番地ですという具合に数字が割り当てられています。
なので、「5番地」とあれば、該当する都道府県で地名が分かり、エリアの番号が分かれば、そのエリアまで行くことができるのです。
よって、「番地」は、都道府県ごとにあり、都道府県で該当するエリアだということを証明します。
この住居の確認法だと、該当するエリアを絞り出せますが、建物については、自分の足で探す必要があります。
「番」とは?
「番」は、該当するエリアに対して番号を振るのではなく、建てた建物に対して番号を振ったという考え方です。
なので、該当するエリアに建物が、4つあったと仮定した場合、一つ一つの建物に1から4番までの番号をすれば、あなたの建物は、1番ですというう証明になるのが、「番」という住所の振り方です。
「番地」と「番」の違い
両者の違いは、建物で君の住所はここだと指すか、エリアで君の住んでいる場所はここだというかです。
「番地」は、エリアで君の住んでいるエリアは、このあたりだとしますが、「番」は、明確に建物に番号を振って、君の家はここだとします。
「番地」の例文
・『山田さんは確か5番地あたりに住んでいたはずです』
「番」の例文
・『山田さんは、5番の家に住んでいます』
まとめ
「番地」は、土地に滅茶苦茶細かく数字で番号を振ってから、のちに号数というもので自宅はこの辺ですという住所の決め方になります。
一方、「番」は、家自体に番号を振ることでまず家は2番エリアあたりですと言ってから、号数で、この家ですと言います。
なので、「番地」と比較した場合、滅茶苦茶細かく数字で仕分けする必要が無くなるという利点があるのが「番」です。
これは明治においては、「番地」の管理法は、滅茶苦茶家が建ちまくると管理できなくなるくらい、エリアの区分け数字が出たがゆえ、「番」という考えに移行したのです。
この方法であれば、数字を抑えることができるようになったうえで、エリアを大まかに管理できるようになりました。