「市営住宅」と「道営住宅」の違いとは?分かりやすく解釈

「市営住宅」と「道営住宅」の違いとは?専門用語・業界用語

「市営住宅」「道営住宅」はどちらも自治体によって提供される公営住宅ですがどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「市営住宅」「道営住宅」の違いを解説します。

「市営住宅」とは?

「市営住宅」とは、「市によって貸し出される居住用物件」です。


「市営住宅」の使い方

自治体によって運営される公営住宅の一種で、地方自治法によって定められた市によって提供される公営住宅です。

住宅法に基づいて運営される公共サービスの一種であり利用資格や収入基準などは法律に基づいて決定されます。

物件の広さや立地などは市に裁量権が認められているので市によって住宅の傾向には違いが見られます。

住まい探しに苦労する住民への福祉として提供される住宅なので家賃などは相場より安めに設定されますが利用資格が設定されるなど誰でも自由に利用できるわけではありません。


「道営住宅」とは?

「道営住宅」とは、「道によって貸し出される居住用物件」です。

「道営住宅」の使い方

北海道が運営管理を行う居住用物件を指します。

他の自治体で言うところの「県営住宅」「都営営宅」に当たる公営住宅の北海道版です。

収入が一定額以下であるなど利用には基準が設けられ居住人数や家族構成なども審査の対象です。

住宅困窮者に向けて提供されているので家賃は低めに設定されています。

「市営住宅」と「道営住宅」の違い

「市営住宅」「道営住宅」の違いは「提供元の自治体」です。

「市営住宅」は市が貸し出す住宅を指すのに対し「道営住宅」は北海道が貸し出す住宅を指す、という貸し手の違いで区別されます。

入居条件や所得基準などは住宅法に基づいているので大きな違いはありません。

「市営住宅」の例文

・『市営住宅に応募する』
・『家賃の安い市営住宅に引っ越す』

「道営住宅」の例文

・『道営住宅の募集は限られている』
・『月額所得が158000円以下の世帯のみ道営住宅に入居できる』

まとめ

「市営住宅」「道営住宅」は運営する自治体の違いによって区別されます。

細かな条件はそれぞれ違うので応募する前に確認しておきましょう。