恐ろしい殺人者を指す言葉として「シリアルキラー」と「スプリーキラー」があります。
この2つはどのような違い使い分けられるのでしょうか。
今回は、「シリアルキラー」と「スプリーキラー」の違いを解説します。
「シリアルキラー」とは?
「シリアルキラー」とは、「何人もの命を奪う連続殺人者」を意味する言葉です。
「シリアルキラー」の使い方
複数の殺人を繰り返す連続殺人犯を指す言葉で、一般的には己の欲望や快楽など身勝手な理由で殺人を行う者を指します。
1984年に元FBI捜査官が提唱したとされるのが言葉の発祥で、一定の間隔を置いて別個に行われた複数の殺人事件を行った1人もしくは少数の犯人が「シリアルキラー」です。
「スプリーキラー」とは?
「スプリーキラー」とは、「短期間のうちに複数の殺人を犯した大量殺人者」です。
「スプリーキラー」の使い方
間を置くことなく2人以上の被害者を出す殺人事件を犯した者、というのがFBIによる「スプリーキラー」の定義です。
一般的には1つの事件で複数の人を殺した殺人者を指す言葉で、学校を襲撃し複数の生徒を殺害した殺人犯などが該当します。
「シリアルキラー」と「スプリーキラー」の違い
「シリアルキラー」と「スプリーキラー」の違いは「件数」です。
「シリアルキラー」は独立した殺人事件を連続して起こしますが、「スプリーキラー」は1つの事件で複数の人間を殺害します。
「シリアルキラー」が数カ月から数十年かけて何度も殺人事件を繰り返す連続殺人犯なのに対し、「スプリーキラー」は一度の事件で何人も人を殺す大量殺人犯です。
「シリアルキラー」の例文
・『シリアルキラーが逮捕される』
・『無関係だと思われていた事件がシリアルキラーによる連続殺人事件だと判明した』
「スプリーキラー」の例文
・『スプリーキラーによって大量の犠牲者が出た』
・『スプリーキラーが侵入したビルは大パニックになっている』
まとめ
「シリアルキラー」と「スプリーキラー」はどちらも恐ろしい異常殺人者ですが犯行の手口や定義が異なります。
関わりたくはないものですが知識として意味を知っておきましょう。