この記事では、「明」と「清」の違いについて紹介します。
明とは?
明は、1368年から1644年まで存在していた中国の王朝です。
朱元璋という人物が建国し、初代皇帝の洪武帝となりました。
朱元璋が生まれたのはモンゴル帝国から生まれた元王朝の時代でしたが、帝位争いや飢饉などが頻発したこともあり統治能力は低下していたといわれています。
朱元璋は貧しい農家の出身ですが、紅巾軍に参加して頭角を現します。
そして、南京を中心に長江流域を統一して明を建国しました。
第3代皇帝である永楽帝の時に、北京に遷都します。
経済は著しく発展し、日本とも貿易を行っていました。
しかし、順治帝の時代に李自成の乱によって明は滅んでしまいます。
清とは?
清は1616年に満州に建国され、1644年から1912年まで中国を支配していた王朝です。
満州族のヌルハチという人物が、清の前身となる後金国を満州に建国しました。
そして1644年、明を滅ぼした李自成を討って中国を支配するようになります。
清は北京に遷都し、明の後を継ぐ中国王朝となりました。
康煕帝から乾隆帝の時代までが、清の最盛期だったと考えられます。
台湾や外モンゴル、チベット、新疆といった広大な地域を支配しました。
その後は反乱などもあって次第に国力が衰え、アヘン戦争やアロー戦争といった戦いによって海外の国々が中国に進出します。
半植民地化されたといってもいいでしょう。
そういったこともあって革命の機運が高まり、辛亥革命による中華民国が成立したことで清は滅亡します。
明と清の違い
明も清も中国に存在した王朝です。
明は漢民族の王朝であるのに対して、清は満州族の王朝になります。
明の方が時代が古く、清は明の後を継いだ中国王朝です。
清は中国の歴史の中で最後の王朝として知られています。
まとめ
明は漢民族の王朝で、清は満州族の王朝です。
明の方が古い時代に存在しており、後を継いだのが清になります。