この記事では、「借方」と「貸方」の違いを分かりやすく説明していきます。
難しい専門用語を学びましょう。
「借方」とは?
借方とは、簿記の言葉です。
賃貸貸借表という、企業の収支をつけるときに使います。
勘定項目を付けるときには、借方は表の左側に書きます。
基本的には「増えるもの」やプラスに転じたものを記入していきます。
例えば資産が増えたとき、負債が増えたとき、新しく費用が加わるときは、すべてプラスなので左側に書きます。
資産も負債も増えたときにあらわすのが「借方」です。
中世ヨーロッパで帳簿付けをしていたときの、やり方を採用しています。
「貸方」とは?
貸方も、簿記の専門用語になります。
こちらも勘定項目で、必須の考え方です。
貸方は向かって、右手に記入していきます。
こちらは「減ったもの」つまりマイナスになった数字を書いていきます。
例えば資産が減ったとき、負債が減ったときは貸方に回ります。
どちらも基本から考えると、マイナスに変わっているので貸方にあたります。
借方に対して、相反する性質をもっていると考えるといいです。
「借方」と「貸方」の違い
「借方」と「貸方」の違いを、分かりやすく解説します。
いずれも会計や経理の仕事をしていると、出てくる言葉です。
お金の流れをあらわす言葉で、どちらもペアになっています。
少々ややこしいですが、プラスのお金は借方。
マイナスのお金は貸方です。
そして両者を、釣り合うように仕上げていきます。
例えば会社で使う事務用品を10万円分買ったとします。
このとき左手には備品10万と書いて、右手には現金10万とあらわします。
10万それぞれの金額は釣り合っているので、「借方」と「貸方」のバランスは取れているといえます。
借方は資産、貸方は負債と純資産を示しています。
難しく感じられますが、慣れると楽に記入できます。
まとめ
「借方」と「貸方」の違いを分かりやすくお伝えしました。
これは経理や会計の専門用語です。
借方は向かって左、貸方は向かって右に書きます。
正しく内容を覚えてみましょう。