この記事では、「並用」と「併用」の違いを分かりやすく説明していきます。
「並用」とは?
「並用(へいよう)」とは、二つ以上のものをならべて、あるいは一様に使う、用いることを表しています。
「並用」の「並」は、ならべる、一様になどの意味を持っています。
また、「用」は、もちいる、使う、などを表しています。
「併用」とは?
「併用(へいよう)」とは、二つ以上のものを一緒に使うこと、あわせて用いることを言います。
「併用」の「併」には、一緒にする、あわせる、などの意味があります。
「併用」と似ている言葉では、「兼用」、「共用」、または「両用」などがあります。
「並用」と「併用」の違い
「並用」と「併用」の違いを、分かりやすく解説します。
「並用」とは、二つ以上のものをならべて、あるいは一様に使う、用いることを言います。
「併用」は、二つ以上のものを一緒に使うこと、あわせて用いることを表しています。
「並用」と「併用」は、どちらも二つ以上のものを、あわせて用いると言う意味があります。
ですが、「並用」は並べる、一様などのように、揃っている意味合いを持つのに対し、「併用」は一緒にすることなので、この点が異なっています。
「並用」の例文
・『この製品は新旧の両方が、並用して使われています』
・『両者を並用採用することで、仕事がうまく行きそうだ』
・『成功するためには、なんらかの並用が必要だ』
・『並用共存の道を探る』
「併用」の例文
・『私はパソコンをスマホを、併用して使っています』
・『箒(ほうき)と掃除機を併用して、掃除を行う』
・『食洗機を併用しながら、食器洗いをする』
・『彼女は日本語と英語、そして中国語を併用しながら仕事をしている』
まとめ
「並用」と「併用」は同じ読みで、似たような意味がありますが、それぞれ漢字の意味合いは異なっています。
より適切に使うためにも、まずは漢字の意味を知り、そこからより良い言葉の選択をしていくようにしたいものです。