見た目がそっくりな植物「サフィニア」と「ペチュニア」ですが、2つはどんな関係にあるのでしょうか?
この記事では、「サフィニア」と「ペチュニア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サフィニア」とは?
「サフィニア」とは、ナス科ペチュニア属に分類される「ペチュニア」を株式会社サントリーフラワーズが品種改良した植物です。
名前の由来は、茎や枝が地面を這って伸びる姿があたかも波乗りをしているようであることから、サーフィン+ペチュニアで「サフィニア」と名付けられました。
したがって、「サフィニア」はサントリーフラワーズの商品名になります。
「サフィニア」は「ペチュニア」の最大の弱点である雨に弱いという性質が改善されいます(それでも雨に弱い花に分類される)。
また、大輪の花をつける品種や八重咲きの品種、ハート模様の入った品種などバリエーションも豊富であることから園芸品種のロングセラーとなっています。
「ペチュニア」とは?
「ペチュニア」とは、ナス科ペチュニア属に分類される南アメリカ産の植物です。
和名では「衝羽根朝顔(ツクバネアサガオ)」と呼ばれています。
名前の「ペチュニア」とは、「タバコ」を意味するブラジル先住民の言語に由来しており、ナス科タバコ属の近縁であることに加え、先住民が「ペチュニア」の葉をタバコに混ぜて吸っていたことに因んでいるようです。
「ペチュニア」は乾燥には強いものの、雨にはめっぽう弱く、雨に打たれた花びらは腐ってしおれてしまいます。
そのため、梅雨のある日本での人気はいまひとつでした。
そこで、日本の高温多湿の気候にもある程度耐性を持たせて品種改良したものが先述した「サフィニア」になります。
「サフィニア」と「ペチュニア」の違い
「サフィニア」と「ペチュニア」の違いを、分かりやすく解説します。
「ペチュニア」は雨に弱いという性質を持つ南米産の植物であり、梅雨のある日本での売れ行きはイマイチでした。
そこで、日本の気候にもある程度適応ができるように株式会社サントリーフラワーズが「ペチュニア」に品種改良を加えた園芸品種が「サフィニア」になります。
まとめ
・「サフィニア」とは、ナス科ペチュニア属に分類される「ペチュニア」を株式会社サントリーフラワーズが品種改良した植物です。
・「ペチュニア」とは、ナス科ペチュニア属に分類される南アメリカ産の植物です。