テレビなどに出てくるローカルの工場のシーンでよく見るのが手に持った仮面をかぶって棒の先から火花を出して溶接を行っている場面です。
このような工場で勤務しなければおそらく一生使うことがない溶接機ですが、色々な種類があります。
この記事では、「エンジンウェルダー」と「発電機」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エンジンウェルダー」とは?
「エンジンウェルダー」とは、英語の「engine welder」の略で「エンジン式溶接機」のことを言います。
エンジン式と言われるように、軽油等を燃料として発電する発電機、つまりエンジンが内蔵されていて、手軽に溶接作業を行うことができます。
「発電機」とは?
「発電機」とは、その名の通り、「単体で発電することができる装置」のことを言います。
広い意味においては、自転車のタイヤの回転を利用するライトから電子力発電所まで様々なものが含まれますが、一般的には神社のお祭りの屋台の裏に置いてあるような、ガソリンや軽油を燃料とした小型のエンジンです。
「エンジンウェルダー」と「発電機」の違い
「エンジンウェルダー」と「発電機」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは発電機能を持っている機械であることは同じで、その意味では両方とも「発電機」であると言っても良いでしょう。
大きな違いは「エンジンウェルダー」が溶接機の機能を持っているということです。
溶接機の動力として発電機を使っているだけです。
実際にほとんどの「エンジンウェルダー」にはコンセントが付いていて工作機械などの小型の電気機器を接続して使用することができます。
まとめ
この記事では発電機や溶接機に関して解説して来ましたが、一般の人にとっては屋外の電源がないところでも使用できる溶接機があるということさえほとんど知ることはないでしょう。
しかし、現在では個人で購入する人もいるくらい、コンパクトで安価になっています。