「見て取れる」と「見受けられる」の違いとは?分かりやすく解釈

「見て取れる」と「見受けられる」の違い生活・教育

この記事では、「見て取れる」「見受けられる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「見て取れる」とは?

「見て取れる」とは、見ることで分かる、知ることができる、理解できることを表しています。

「見て取れる」と似た意味を持つ言葉としては、「判断できる」「状況が分かる」、あるいは「認識する」などが挙げられます。


「見受けられる」とは?

「見受けられる」とは、見て判断する、見かけるなどの意味があります。

「見受けられる」と似ている言葉では、「思われる」「見られる」、または「推察される」などがあります。


「見て取れる」と「見受けられる」の違い

「見て取れる」「見受けられる」の違いを、分かりやすく解説します。

「見て取れる」とは、見ることで分かる、知ることができる、理解できることを言います。

「見受けられる」は、見て判断する、見かけるなどの意味を持っています。

「見て取れる」は理解できることを表していますが、「見受けられる」はちょっと見る、見かけると言う意味合いが含まれているので、この点が異なります。

「見て取れる」の例文

・『彼の慌ただしい様子で、どんな状況なのかを見て取れた』
・『ここは雲海の上にいる素晴らしさを見て取れる絶景です』
・『いつもとは違う空の様子がはっきりと見て取れる』
・『肯定の返事とは裏腹に、彼女の納得いかない表情が見て取れた』

「見受けられる」の例文

・『彼はいつもとはなんだか違うように見受けられた』
・『ここには猫一匹もいないように見受けられるのですが』
・『今年は新たな個人商店がいくつか開店したように見受けられた』
・『お元気な様子が見受けられて良かったです』

まとめ

「見て取る」には、見破る、見抜くと言う意味があります。

「見て取れる」「見て取る」に助動詞の「れる」が含まれているので、見抜ける、見破られると言う意味合いになります。

一方、「見受ける」には、見て印象を受ける、判断する、または見かける、目にとめることを言います。

「見受けられる」「見受ける」に助動詞の「られる」が加わり、見て印象を受けることができる、判断できる、見かける、目にとめると言う意味になります。