「期会」と「機会」の違いとは?分かりやすく解釈

「期会」と「機会」の違い生活・教育

この記事では、「期会」「機会」の違いを分かりやすく説明していきます。

「期会」とは?

「期会」とは日時を打ち合わせて約束し集まることです。

会という字は色々な意味を含む漢字ですが「期会」では集まるという意味で使われています。

期は定められた時という意味を持つ字なので、決められた日時(期)に集まる(会)ことという両方の漢字の意味がそのまま言葉の意味になっている熟語です。

そのため「期会」という言葉は次に集まる予定について使われます。


「機会」とは?

「機会」とは何かをするのに絶好のタイミングという意味の言葉です。

カタカナ語でチャンスと言い換えられていることもあるでしょう。

「機会」では会は時やおりという意味で使われています。

機は物事のはずみやきっかけという意味なので、はずみやきっかけ(機)がある時(会)という字の組み合わせです。

「機会」は何かをするために良い時期について使われる言葉ですが、実際にそのようなチャンスがいつ来るかはわかりません。


「期会」と「機会」の違い

「期会」「機会」の違いを、分かりやすく解説します。

日時を約束して集まることが「期会」で何かを実行するタイミングとして絶好の時期が「機会」です。

「期会」は集まることなので必ず複数人にとって都合のいい時期ですが、「機会」は複数人にとって都合のいい場合もあれば特定個人にだけ都合がいい場合もあります。

また「期会」は参加者で打ち合わせればその時がいつ来るかを確定させられますが、「機会」の場合は突発的に訪れる好機を待たなければならない場合もあり、いつ「機会」が来るのか確定させられるとは限りません。

まとめ

「機会」は何かをするのにいい時期という意味であり待ち合わせて集まる「期会」よりも使われる事が多い言葉ですし、「期会」という言葉も集まるのにいい「機会」を指した言葉と言えます。

「期会」は約束してタイミングを合わせて集まること、「機会」はいいタイミングのことと覚えておきましょう。