この記事では、「いつしか」と「いつの間にか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いつしか」とは?
「いつしか」とは知らない間にそうなっていたという場合に使われる言葉です。
「いつしか」そう呼ばれていたというようにどうなっていたかを表す言葉の前に使われますが、知らず識らずのうちにそういった変化が起きていたという、変化が始まったタイミングが知らなかった場合に使われます。
ただしどのような変化をしていたのかだけでなく、変化した結果どうなったかにも使われる言葉なので、変化の始まりや過程を見ている場合にだけ使われる言葉とは限りません。
「いつの間にか」とは?
「いつの間にか」も知らないうちにそうなっていたという場合に使われる言葉です。
知らない内の変化という点で「いつしか」と共通していますが比較的変化の結果に注目して使われます。
ただし変化の過程や始まりに注目して使われることも一般的です。
また「いつの間にか」は話し言葉なので日常会話や世間話の中では「いつしか」より使われる機会が多い言葉と言えるでしょう。
「いつしか」と「いつの間にか」の違い
「いつしか」と「いつの間にか」の違いを、分かりやすく解説します。
まず前提としてどちらも知らないうちに変化が起きていた場合に使われる言葉です。
その上で知らないうちに変化が始まっていたという場合に使われる傾向があるのが「いつしか」で、変化の結果に対して使われがちなのが「いつの間にか」になります。
また「いつしか」は簡潔に情報を伝える書き言葉に分類され、「いつの間にか」はわかりやすく情報を伝える話し言葉です。
まとめ
「いつしか」と「いつの間にか」には決定的な意味の違いはないので基本的に好きな方を使っても良いでしょう。
使い分けたい場合は書き言葉と話し言葉の違いがある点が使い分けのポイントです。
その場合四角張った場面では書き言葉の「いつしか」で、普段は話し言葉の「いつの間にか」になります。