この記事では、「手筈」と「段取り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手筈」とは?
「手筈(てはず)」とは、物事を行う時に、あらかじめ決めておく手順のことを言います。
または、事前にやっておかなければならない準備のことを意味しています。
「手筈」と似た意味を持つ言葉としては、「手配」、「申し合わせ」、あるいは「予定」などが挙げられます。
「段取り」とは?
「段取り(だんどり)」とは、事をうまく運ぶようにするための順序のことを表しています。
または、手順や準備を整えることを意味します。
「段取り」と似ている言葉では、「配置」、「配列」、または「按排(あんばい)」などがあります。
「手筈」と「段取り」の違い
「手筈」と「段取り」の違いを、分かりやすく解説します。
「手筈」とは、物事を行う時に、あらかじめ決めておく手順、あるいは事前にやっておかなければならない準備のことを意味します。
一方、「段取り」は、物事をうまく運ぶようにするための順序、また、手順や準備を整えることを言います。
「手筈」は目的のある物事を行う前に、前もって決めておく手順や、やらなければいけない準備のことを意味していますが、「段取り」は、物事が順調に進むようにするための順序や手順、準備のことなので、この点が異なっています。
「手筈」の例文
・『まずは手筈を決めておきましょう』
・『このように手筈を整えることが必要です』
・『そこで待ち合わせる手筈になっています』
・『着いたら連絡する手筈になっているはずです』
「段取り」の例文
・『朝のうちに仕事の段取りをつけておこう』
・『段取り通りに行かなくなってしまったようだ』
・『段取りを変更した方がよいだろう』
・『進捗状況を確認しながら、次の作業の段取りを組む』
まとめ
「手筈」と「段取り」はどちらも手順の意味合いがありますが、使い方が異なります。
似たような言葉の中から、どれを用いたらよいか迷った時は、まずは言葉の意味を調べて、適切なものを選択をすると良いでしょう。
