この記事では、「穿鑿」と「詮索」の違いを分かりやすく説明していきます。
「穿鑿」とは?
穿鑿は、せんさくという読み方をする言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、穴を開ける事や細かかったり微妙な事実を指摘するといった意味の穿の文字に、穴を掘るといった意味の鑿の文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から穿鑿は、細かい事まで根掘り葉掘り訊ねる事や穴を掘るといった意味を表すのです。
「穿鑿」の言葉の使い方
穿鑿は特に、細かくあれこれ調べ上げるといった意味に使われる言葉だったりします。
相手にあれこれ訊ねたり、やたらと憶測してとやかく言うといった意味合いで、この穿鑿は使用されているのです。
「詮索」とは?
詮索は、せんさくという読み方をすべき言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、物事の道理を突き詰めるといった意味を持つ詮の漢字に、探し求めるといった意味を有する索の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ詮索は、細かい部分まで調べて求める事を示します。
「詮索」の言葉の使い方
詮索は、細かい所まで調べ求めるといった意味に用いられるのです。
特に他人の事をあれこれ細かい部分まで調べ上げるのが好き人に対しては、この言葉を使用して詮索好きといった表現を行ったりします。
「穿鑿」と「詮索」の違い
穿鑿と詮索の文字表記を並べると、全然違う漢字が使用されている事に気付く事が可能です。
所がどちらも同じせんさくという読み方をする上に、細かく調べ求めるといった同じ意味を所有しています。
ただし穿鑿は、穴をうがち掘るという意味も持っているのです。
まとめ
2つの言葉は使われている漢字は全然違うものの、共にせんさくという同じ読み方をします。
更に、細かい部分まで調べて求めるといった同じ意味がある点もややこしかったりするのです。
もっとも相違点を見出すとすれば、穿鑿は他にも穴を掘るという詮索にはない意味合いも有しています。