同じ物を売る行為でも、「発売」と「販売」には違いがあるのか。
この記事では、「発売」と「販売」の違いを分かりやすく説明していきます。
「発売」とは?
「発売」の意味は、商品を売り出すことです。
「出発」や「発進」といった言葉にも用いられる「発」という漢字を用いる「発売」には、ものやサービスなどを売り始める、初めて市場に出す、といった意味があります。
新規の商品を始めて売り出すときや初めてサービスを開始するとき。
それが、「発売」です。
「発売」の使い方
「発売」を用いた言葉はたくさんあります。
「発売日」や「新発売」、「発売開始」、「発売中」、「発売予定」、「発売禁止」などがあります。
「販売」とは?
「販売」の意味は、商品を売ることです。
「販売」の場合、継続的にものやサービスを売っている状況を意味します。
決して、単発的ではなく、継続的にものやサービスを売り続ける行為が「販売」です。
「販売」の使い方
「販売。
を用いた言葉はたくさんあります。
「販売所」や「販売状況」、「販売元」、「通信販売」、「販売協力」、「販売数」などがあります。
「発売」と「販売」の違い
同じ商品やサービスを提供する行為でも、微妙な違いがある「発売」と「販売」。
「発売」は単発的な行為に対し用いられる言葉です。
初めて商品やサービスの提供を開始するときに用いられる言葉となります。
一方、「販売」は継続的な行為に対し用いられる言葉です。
商品やサービスを提供する行為、そのものに対し用いられる言葉となります。
「発売」の例文
・『明日は、人気ソフトの発売日です』
・『今から発売日が待ち遠しい』
・『新発売の商品を何とか購入することができました』
・『アイドルの発売記念イベントに参加した』
「販売」の例文
・『私は、よく通信販売を利用します』
・『上司から販売状況を確認するよう指示があった』
・『ライバル社と販売協定を結ぶことのなった』
・『私に夢は輸入雑貨を販売するお店を持つことです』
まとめ
以上のような違いに注意し使い分ける必要があります。
