「セミナー」と「講座」の違いとは?分かりやすく解釈

「セミナー」と「講座」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「セミナー」「講座」の違いを分かりやすく説明していきます。

「セミナー」とは?

「セミナー」とは特定のテーマに詳しい指導者のもとに生徒が集まり、共同で研修や討論を行い学習することです。

指導者となる講師には、そのテーマについて詳しく研究している人の他に、その資格や技術を実際に活用する仕事に従事している人が呼ばれることもあります。

それに対して参加者は、ある程度そのテーマについて知識を持っているうえで、もっとそのテーマについて深い知識や実践的な知識を身につけたいという意欲を持つ人が対象です。

なのでそのテーマの基本や基礎にあたる知識は、「セミナー」では触れないことも少なくありません。

「セミナー」では講師の話を聞くだけでなく、それを聞いた参加者が疑問に思ったことを質問したり、参加者同士で意見交換する時間も設けられます。

また何回もセミナーが開かれていても、前回の「セミナー」を受けている前提で話が進むことはありませんし、「セミナー」に参加するなら何回も参加しないといけないというわけでもありません。


「講座」とは?

「講座」とは何らかのテーマについて、指導者のもとに生徒が集まり、そのテーマについて学ぶために講習を受ける会です。

指導者である講師は十分な知識が求められますが、専門家というほど詳しいわけでも、日常的にテーマに関する知識や技術を活用している人というほどではありません。

参加者についてもそのテーマについてある程度知識を持っている人が参加することもあれば、今は全くそのテーマについて知らないから学びたいという人が参加という人も対象です。

1回だけ受けて終わりという「講座」もありますが、基礎的な知識だけであってもしっかりと教え込み、身に付けさせるために、複数回受ける必要がある「講座」もあります。

指導者が生徒からの質問に答えることもありますが、参加者同士での意見交換は行われず、座学が中心です。


「セミナー」と「講座」の違い

「セミナー」「講座」の違いを、分かりやすく解説します。

そのテーマについて詳しかったり活用している人から話を聞きより知識を深めるためのものが「セミナー」で、そのテーマについて講師から学ぶためのものが「講座」です。

「セミナー」では講師の話と質疑応答の他、生徒同士の意見交換も行われます。

しかし「講座」では講師の話と質疑応答はあっても、生徒同士の意見交換は一般的に行われません。

そのため「セミナー」はある程度知識がある人たちが集まり、より深い見識を得るためのもので、「講座」はそのテーマについてほとんど知らない人たちが集まり基礎や基本から学ぶために利用されます。

まとめ

専門性の高い話を講師から聞き、参加者同士でも意見交換してより深い知識を得るためのものが「セミナー」です。

それに対して「講座」は基本となる部分から学んだり、専門知識を持っていない人が学ぶためのものというのが、日本での「セミナー」「講座」の傾向になります。

参加するだけでは意味がなく、自分が知らないことを、しっかりと理解して初めて意味があるものなので、自分の知識量などを加味して参加する集まりを決めましょう。