多くの仏様の中でも特に有名どころ?この記事では、「釈迦如来」と「阿弥陀如来」の違いを分かりやすく説明していきます。
「釈迦如来(しゃかにょらい)」とは?
「釈迦如来」とは、仏教の開祖とされる「釈迦(ゴーダマ・シッダタ)」を尊んだ呼び名になります。
「釈迦」はシャーキヤ国に生まれ、29歳のときに人生の真実を追い求め出家しました。
そして、35歳のときに悟りを開き、仏教の宗教団体を創設、弟子たちと共に教科と伝道の人生に生涯を捧げました。
「釈迦」はこの地球上で唯一悟りを開いた者とされており、「修行完成者」などの意味を持つ「如来」は尊称として使われている仏教用語です。
そして、この「釈迦如来」の師、先生ともいえる存在が後述する「阿弥陀如来」になります。
「阿弥陀如来(あみだにょらい)」とは?
「阿弥陀如来」とは、ありとあらゆる仏様の師や先生とされています。
大宇宙のことを仏教では「十方(じっぽう)」と呼び、この「十方」には地球のような惑星が数多く存在しているとされています。
そして、地球に「釈迦」が生まれたように、他の惑星にも数多くの仏様が存在しているのです。
これらを「十方諸仏(じっぽうしょぶつ)」と呼び、浄土真宗を広めた「蓮如上人」は「阿弥陀仏」のことを「十方諸仏の本師本仏(=師匠や先生)」と紹介しました。
「阿弥陀如来」には、「光明無量」と呼ばれる仏様の力と「寿命無量」と呼ばれる「限りない寿命」の2つの力を持っているとされています。
「釈迦如来」と「阿弥陀如来」の違い
「釈迦如来」と「阿弥陀如来」の違いを、分かりやすく解説します。
悟りを開き、仏教を開いた人物が「釈迦」であり、尊称として「釈迦如来」と呼ばれています。
そして、「釈迦」を含める多くの仏様たちの師や先生として扱われているのが「阿弥陀如来」となります。
まとめ
・「釈迦如来」とは、仏教の開祖とされる「釈迦(ゴーダマ・シッダタ)」を尊んだ呼び名になります。
・「阿弥陀如来」とは、「釈迦」を含むありとあらゆる仏様の師や先生とされています。