この記事では、「黒ごま」と「白ごま」の違いを分かりやすく説明していきます。
「黒ごま」とは?
「黒ごま」は、ゴマ科ゴマ属の植物「ゴマ」の一種で、外皮の色が黒い種類を指します。
ごまは植物「ゴマ」の種子で、大きく分けて「黒ごま」「白ごま」「金ごま」があります。
そのうち、ゴマの種子の表面を覆う外皮が黒い品種が「黒ごま」と呼ばれます。
黒ごまの産地は中国、東南アジア、中南米などで、種子を炒ったりすりつぶしたりしたものが食品として利用されています。
「黒ごま」の外皮が黒いのは、カテコール系タンニン、アントシアニンなどのポリフェノール(色素成分)を含むためです。
料理では、香ばしい風味付けのほか、その黒い色をアクセントに生かした薬味に使うこともできます。
「白ごま」やと比べると外皮が硬くて苦味が少しあり、豊かな風味を持つところが特徴です。
すりつぶしたペーストは、ごま豆腐、プリン、アイスクリームなどに使え、コクとグレー系の特徴的な色味をもたらします。
「白ごま」とは?
「白ごま」は、ゴマ科ゴマ属の植物「ゴマ」の一種で、外皮の色が白い種類を指します。
世界各地で栽培され、種子はいりごまやすりごまのほか、種子を圧搾して抽出した油脂がごま油に加工されています。
「白ごま」は「黒ごま」と比べると、外皮が柔らかく、脂質を多く含んで甘みやナッツに似た風味を持つところが特徴です。
料理では付ける、香ばしさやまろやかな風味を付けるほか、ごま特有のポリフェノール「セサミン」が「黒ごま」よりも豊富に含まれるため、健康に良い食品としても人気があります。
「黒ごま」と「白ごま」の違い
「黒ごま」と「白ごま」の違いを、分かりやすく解説します。
「黒ごま」「白ごま」は、ゴマ科ゴマ属の植物「ゴマ」の種子で「黒ごま」は外皮が黒い品種、「白ごま」は外皮が白い品種という違いがあります。
また、食味については「黒ごま」は外皮が硬くてごまの風味が強い、「白ごま」は外皮が柔らくてごまの風味もまろやか、といった違いがみられます。
栄養価はどちらもほぼ同じです。
ただし「白ごま」のほうが健康に良いといわれる「セサミン」を多く含んでいます。
まとめ
「黒ごま」と「白ごま」は種類、見た目の色、風味が違います。
どちらのほうが優れているということはないので、それぞれの特徴を活かして使い分けるとよいでしょう。