「チーズフォンデュ」と「ラクレットチーズ」の違いとは?分かりやすく解釈

「チーズフォンデュ」と「ラクレットチーズ」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「チーズフォンデュ」「ラクレットチーズ」の違いについて紹介します。

チーズフォンデュとは?

チーズフォンデュは、チーズに白ワイン等を加えて煮込んだ料理のことをいいます。

一口サイズに切ったフランスパンをフォークに刺し、チーズを絡めて食べます。

スイスを中心にアルプスの山岳部やその周辺で食べられている郷土料理です。

フランス語のfondue(フォンデュ)には、「溶けた」という意味があります。

フォンデュという名がついた料理は他にもあり、オイルフォンデュが挙げられます。

オイルフォンデュは、卓上の鍋に油を入れて加熱し角切りにした牛肉に火を通してソースを付けて食べる料理です。

単にフォンデュというと、チーズフォンデュのことを指します。

チーズを溶かす際には、カクロンというフォンデュ専用の鍋を使います。

エメンタルチーズとグリュイエールチーズを使うことが多いですが、それ以外のチーズを使うこともあります。

家庭料理なので、その家庭によって使用するチーズやチーズの配合は違っています。

エメンタルチーズは溶けやすいチーズで、比較的あっさりしています。

グリュイエールチーズは味が濃く、脂肪分も多くて粘りもあります。


ラクレットチーズとは?

ラクレットチーズとは、溶かしたチーズをジャガイモに添えた料理のことをいいます。

raclette(ラクレット)というハードチーズを使います。

ラクレットは円盤型の塊になっているチーズで、断面を直火で溶かし、その部分を削ってジャガイモに絡めて食べます。

ピクルスも付け合わせてあります。

昔は直接火で溶かしていましたが、現在は電気ヒーターなどを使って溶かすのが一般的です。

また、スライスしたチーズを使うこともあります。

ラクレットはフランス語のracletteからきていますが、削るという意味を持つraclerが語源とされます。

主にスイスとフランスのサヴォア地方で食べられている料理で、代表的なスイス料理の一つに数えられます。


チーズフォンデュとラクレットチーズの違い

チーズフォンデュもラクレットチーズもチーズを溶かして食べる料理であることは共通しています。

チーズフォンデュが白ワインなどで薄くのばすのに対して、ラクレットチーズはチーズをそのまま溶かして食べます。

チーズ以外のものは入れません。

また、使用しているチーズにも違いがあります。

チーズフォンデュに使われることが多いのはエメンタルチーズとグリュイエールチーズですが、カマンベールチーズやヴァシュラン等のチーズを使うこともあります。

ラクレットチーズに使われるのはラクレットというハードチーズで、グリュイエールチーズを使うこともあります。

まとめ

チーズフォンデュとラクレットチーズの違いは、チーズをそのまま溶かすのか白ワイン等他のものを混ぜて溶かすのかにあります。

チーズをそのまま使うのがラクレットチーズで、白ワインを加えて薄く伸ばすのがチーズフォンデュです。