最近は、登山で使用するようなウェアを街着として着用する習慣が定着しています。
特に肌寒い日や雨や雪の日に着用するジャケットとしてマウンテンパーカーやアノラックパーカーという名前をよく聞きます。
この記事では、「アノラックパーカー」と「マウンテンパーカー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アノラックパーカー」とは?
まず、「パーカー」を説明しておきます。
「パーカー」とは日本における一般的な使用法としては「フードがついた上着」のことを指す言葉です。
もともとはエスキモー語の「parka」からきたものです。
これはアメリカ等では「フーディー」という言葉が一般的です。
これを踏まえて「アノラックパーカー」とは「ある程度の防寒や防水の機能を持つフード付きの前ファスナーのジャケット」という意味になります。
「アノラック」とは。
エスキモー語の「anoraq」からきたもので、毛皮などで作られた防寒用の外出着のことを指す言葉ですが、本来はフード付きかどうかは関係ありません。
たまたま、フードがあるものが多かったために前述の「パーカー」という言葉と合わせ使われたという経緯がありました。
「マウンテンパーカー」とは?
「マウンテンパーカー」とは「フード付きの」という意味で使われる「パーカー」に、山を表す「マウンテン」が付いたもので、その名の通り、「登山などで使用されるフード付きの機能性に優れたジャケット」のことを指す言葉です。
登山に使用することを目的にしているため、そのために有用な多くの機能が盛り込まれています。
「アノラックパーカー」と「マウンテンパーカー」の違い
それでは「アノラックパーカー」と「マウンテンパーカー」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも防寒や防水の機能を持つフード付きのジャケットであることは同じですが、一般的には「マウンテンパーカー」の方が、より機能重視の仕様になっているということです。
例としては材質が完全防水である、コーティングされている、首までしっかり覆うようになっていてファスナーに加えてマジックテープで止めるようになっているのが特徴です。
ただ、ここでお断りしておかなければならないのでは、これらの違いはシチュエーションによっても変わり、さらに日本に限られるということです。
前述のように、元々はパーカーとアノラックは同様の意味だったので、そもそも「アノラックパーカー」という名称自体が一般的ではないためです。
まとめ
この記事では「アノラックパーカー」と「マウンテンパーカー」の違いに関して説明してきましたが、本来の意味を考えれば実際には、大きな違いを意識する必要はないというのが結論です。