「翡翠」と「ジェダイト」の違いとは?分かりやすく解釈

「翡翠」と「ジェダイト」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「翡翠」「ジェダイト」の違いを分かりやすく説明していきます。

「翡翠」とは?

「翡翠」「ひすい」と読み、深緑色をした半透明の宝石で。

「玉(ぎょく)」とも呼ばれ、古くから非常に人気の高い宝石です。

「翡翠」「硬玉」「軟玉」(「ジェダイト」「ネフライト」)に分かれていますが見た目上で区別するには難しく、この2つを総じて「翡翠」と呼んでいますが、この二つの鉱石は全く別の鉱石です。

「翡翠」は装飾に使われたり、アクセサリーの材料として現在でもとても人気の高い宝石です。


「ジェダイト」とは?

「ジェダイト」とは、「ヒスイ輝石」「本翡翠」とも呼ばれる、鉱石の「翡翠」のうち「硬玉」を指します。

「ジェダイト」は50%以上のヒスイ輝石が含まれたものを指します。

希少性が高くその神秘的な深緑色から、特に高値で取引される宝石の種類「貴石」のひとつです。

「ジェダイト」は主に日本、ミャンマー、ロシアなどが原産地となっています。

中国で人気の高い宝石であることから、中国が原産と思われがちですが、実は中国からの産出はない宝石です。

「ジェダイト」より硬度が劣る「翡翠」「軟玉」「ネフライト」と呼ばれ区別されています。


「翡翠」と「ジェダイト」の違い

「翡翠」は、「ジェダイト」「ネフライト」の二つの鉱石を総じて「翡翠」と呼びます。

ただし、「ジェダイト」「ネフライト」は見た目こそ似ている鉱石ですが、「ジェダイト」は輝光石で「ネフライト」は角閃石ですので全く別の鉱石であるということに注意する必要があります。

しかし、素人には区別が付かない程似ているので、この二つの鉱石を総じて「翡翠」と呼ぶのです。

まとめ

「翡翠」には2種類の鉱石の総称であり、「ジェダイト」「ネフライト」に別れるという事になります。

「ジェダイト」は希少性が高く高価な宝石ですが、「ネフライト」はお手軽な値段で手に入れることが可能です。

ですが、素人には区別が難しいので購入する際は注意しましょう。