色々な料理に使えることで有名なのが「小麦粉」ですが、中でも「薄力粉」と「強力粉」は特性に大きな違いが存在します。
この記事では、「薄力粉」と「強力粉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「薄力粉」とは?
「薄力粉」は「小麦粉」の一種であり、配合されているたんぱく質が少ないのが特徴です。
配合されているたんぱく質からできるグルテンの量も低くなっており、粉の粒子は細かいことからダマになりやすいので扱う際には注意が必要です。
「薄力粉」はお菓子や天ぷらの衣、ムニエルなどに使われます。
粉の粒子が細かいので食感はサクサクとしたものになり、ケーキなどはふんわりとした生地ができるのが特徴です。
「強力粉」とは?
「強力粉」は「小麦粉」の一種であり、配合されているたんぱく質が多いのが特徴です。
配合されているたんぱく質からできるグルテンの量が多くなっており、これを使ったものは弾性が高いので麺やパンなどの主食によく用いられています。
弾力性が高いことから歯ごたえがよくなるのが特徴であり、パンはモチモチとした食感になるのが特徴です。
「強力粉」は水をしっかりと吸収する性質があり、練っている時にはダマにならずに弾力性と粘質性が生まれます。
「薄力粉」と「強力粉」の違い
「小麦粉」は色々な料理に使われる食材ですが、「薄力粉」と「強力粉」は含まれているたんぱく質の量に違いがあります。
たんぱく質は食感のあるグルテンを作り出すことから、食べ応えがあるものやコシのあるものを作りたい時には「強力粉」を使います。
この2つの中間にあるものとしては「中力粉」があり、こちらはうどんなど少し柔らかめの麺などに使われています。
まとめ
「小麦粉」は主食から色々な料理に使われていますが、「薄力粉」や「強力粉」は特性が違うことから目的に応じて使い分けることが可能です。
最近では健康食品としてグルテンフリーな食品も増えてきました。