カップルの居住形態を示す言葉に「同棲」と「半同棲」があります。
この二つはどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「同棲」と「半同棲」の違いを解説します。
「同棲」とは?
「同棲」とは、「未婚のカップルが同じ住まいで一緒に暮らすこと」を意味する言葉です。
「同棲」の使い方
一般的には結婚していない男女が同じ住まいで暮らし生活を共にすることを指しますが、同性愛者のカップルなど必ずしも男女の組み合わせに限らず恋愛関係にある者が同じ家で暮らすことを指す言葉として使われています。
ただ同じ家で生活するのではなく恋愛関係など特別な関係で結ばれている者が一つの家で一緒に住むことを指し、同じ家で暮らしていても恋愛関係にない家族や赤の他人同士の場合は「同居」「ルームシェア」など別の表現が用いられます。
「半同棲」とは?
「半同棲」とは、「お互い別の家に住んでいるが生活の大半をどちらかの家に行き一緒に過ごしている状態」を意味する言葉です。
「半同棲」の使い方
全部ではなく半分程度一緒に暮らしている状態を指す言葉で、具体的な基準はありませんが毎週末は必ずどちらかの家で一緒に過ごしたり週の半分以上泊まったりする状態を指します。
気兼ねなく行き来できるようにお互いに部屋の鍵を持つなどかなり親密な関係です。
「同棲」と「半同棲」の違い
住まいがひとつしかないのが「同棲」、それぞれ住まいを持っているがどちらかの家で一緒に過ごす時間が多いのが「半同棲」という違いで区別されます。
「同棲」はカップルの現住所が同一の住所であるのに対し、「半同棲」はお互いに住まいがあるので現住所は異なります。
「同棲」の例文
・『結婚前に同棲する』
・『同棲するための部屋を探す』
「半同棲」の例文
・『毎週末泊まりに行く半同棲状態だ』
・『いつのまにか半同棲の関係になっていた』
まとめ
同じカップルの親密な関係でも「同棲」と「半同棲」では全く意味が異なります。
社会の見る目も大きく違うので将来のことも考えてどのような形で付き合うのか決めてください。
