この記事では、「タッカンマリ」と「サムゲタン」の違いについて紹介します。
タッカンマリとは?
タッカンマリとは、鶏を丸ごと一羽使って野菜と一緒に煮込んだスープのことをいいます。
タッカンマリは韓国料理の一種で、「タッ」には鶏という意味があります。
「カンマリ」には「一羽」という意味があるので、鶏を一羽使っていることを表しています。
ネギなどの香味野菜やジャガイモ、トッポギなどと一緒に煮込みます。
食べる時には、醤油やトウガラシ、コチュジャン等で味付けしたタレをつけて食べるのが一般的です。
韓国のソウルにはタッカンマリ通りという地域があり、タッカンマリの専門店が軒を連ねています。
サムゲタンとは?
サムゲタンも韓国料理の1つで、内臓を取り除いた鶏の中に高麗人参やファンギといった漢方、もち米、松の実、ニンニクなどを詰めて長時間煮込んだ料理のことをいいます。
ポシン料理と呼ばれることもあり、ポシンは韓国語で滋養という意味があります。
薬膳料理としても知られており、夏バテした時の疲労回復に良いといわれています。
サムゲタンは元々、王族しか食べられない王朝料理でした。
現在韓国では庶民の間でも広く親しまれており、日本でも韓国料理店などで提供されています。
美容や健康に良いとして人気です。
タッカンマリとサムゲタンの違い
タッカンマリもサムゲタンも鶏を丸ごと煮込んだスープですが、鶏に野菜などを詰めるかどうかに違いがあります。
もち米や松の実などを鶏の中に詰めて煮込むのがサムゲタンで、タッカンマリは何も詰めずに煮込みます。
また、サムゲタンには高麗人参などの漢方を使われており、薬膳料理でもあります。
タッカンマリは薬膳料理ではありません。
まとめ
タッカンマリとサムゲタンの違いは、鶏の中にもち米や高麗人参を詰めるかどうかにあります。
何も詰めていないのがタッカンマリで、色々な食材を詰めているのがサムゲタンになります。