この記事では、「ソーダ」と「サイダー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ソーダ」とは?
「ソーダ」とは、炭酸ガスを含む水の事を指し「ソーダ水」や「炭酸水」とも呼ばれる飲み物で、日本農林規格ではガスの内圧が0. 29Mpa以上のものが該当します。
レモネードに重曹を加えたものが歴史上はじめての「ソーダ」と言われており、重曹とレモンの果汁が化学反応によって炭酸ガスが発生する事を利用したものでした。
この方法は容易に「ソーダ」を製造することが可能で、大量に生産されるようになり広く普及していきました。
この「ソーダ」に果汁や香味料などで味を調整したものが、現在多く流通している炭酸飲料となります。
「サイダー」とは?
「サイダー」とは、上述した「ソーダ」に砂糖や香料、クエン酸などで甘みと酸味を加えた清涼飲料水で、炭酸飲料とも呼ばれています。
「サイダー」は英語で“cider”と書きますが、これはもともとリンゴ酒を指す英語でした。
これを日本では、甘みと酸味を加えた飲み物を「サイダー」と呼ぶようになったとされています。
日本では当初、語源となっているリンゴの香りがする炭酸飲料を「サイダー」と呼んでいましたが、ご存じの通り現在ではさまざまな味や香りが楽しめる「サイダー」が販売されています。
「ソーダ」と「サイダー」の違い
「ソーダ」と「サイダー」はどちらとも炭酸を含んだ飲み物ですが、用途や味に違いがあります。
「ソーダ」は水に炭酸を加えただけのものなので味がしません。
このため、「ソーダ」を単体で飲むという事はあまりなく、「ソーダ」に別の飲み物を混ぜて飲むという事が多くなっています。
一方「サイダー」は「ソーダ」に香料と砂糖、クエン酸を入れた飲み物なので、しっかりとした甘みと酸味を楽しめる飲み物です。
まとめ
「ソーダ」と「サイダー」の違いはお分かりになりましたでしょうか。
簡単に言うと「サイダー」は「ソーダ」の中のひとつの種類の飲み物という事になります。
ちなみに「サイダー」の中にビー玉の入っている飲み物を「ラムネ」と呼びます。
これらの違いを覚えておくことで、また違った味わい方ができるかもしれません。