この記事では、「しきび」と「しきみ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「しきび」とは?
「しきび」とは、「マツブサ科シキミ属に属している低木あるいは高木となる植物」です。
「しきび」は漢字で書くと「樒」になります。
「しきび」は仏教でお供え用として利用される植物です。
「しきび」の語源は「しきみ」とされます。
仮説では「しきみ」は「悪しき実」が変化してできた名前と言われています。
「しきび」には、有機系の神経毒アニサチンが含有されているので「悪しき実」と呼ばれていたのです。
「しきみ」とは?
「しきみ」とは、「マツブサ科シキミ属に分類される常緑性の植物の一種」です。
「しきみ」は漢字で「樒」と表記されます。
「しきみ」は仏前や墓前にお供えされることの多い植物であるため、お寺・墓地の周辺に植えられていることもあります。
「しきみ」は乾燥させると良い香りがするため、「抹香・線香の材料」としても利用されます。
「しきみ」の果実は「八角」に外観が似ていますが「アニサチン」という神経毒の猛毒が含まれているため、誤食には注意しなければなりません。
「しきび」と「しきみ」の違い
「しきび」と「しきみ」の違いを、分かりやすく解説します。
「しきび」と「しきみ」はどちらも「マツブサ科シキミ属に分類される同じ有毒植物の名称・別名」になります。
植物そのものは同一で、「しきび」も「しきみ」も違いはありません。
どちらも仏式のお供え用として頻繁に使われる植物です。
ただし語源的な時系列の順番では、「しきみ」は「しきび」よりも古いと考えられている違いは挙げられます。
「しきび・しきみ」は両方とも漢字では「樒」で書き表すことができます。
またこの植物には、「香の木・花の木・香芝」などの別名がたくさんあります。
まとめ
この記事では、「しきび」と「しきみ」という仏壇などにお供えすることの多い植物の名前の違いを説明しましたがいかがでしたか。
「しきび」と「しきみ」について詳しく知りたいときは、この記事の内容を読んでみてください。