この記事では、「イナゴ」と「バッタ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「イナゴ」とは?
「イナゴ(稲子・蝗・螽)」とは、直翅(ちょくし)目バッタ亜目イナゴ科の昆虫の総称のことです。
日本では水田に住んでいて、体色は(黄)緑色、または茶色をしています。
「イナゴ」は稲にいることから、稲子(イナゴ)と名前が付けられたようです。
「イナゴ」には「ハネナガイナゴ」、「コバネイナゴ(エゾイナゴ)」、「ツチイナゴ」などがいます。
体長は「ハネナガイナゴ」が17mmから40mm、「コバネイナゴ(エゾイナゴ)」は16mmから40mm、「ツチイナゴ」では50mmから70mmと個体差があります。
「バッタ」とは?
「バッタ(飛蝗・蝗虫)」とは、直翅目バッタ亜目に属する昆虫の総称を言います。
体色は(黄)緑色、または茶色で、世界中のあらゆる場所に生息しています。
「バッタ」には、「トノサマバッタ」、「ショウリョウバッタ」、「イボバッタ」、イナゴ類などがいます。
「トノサマバッタ」は35mmから65mm「ショウリョウバッタ」が45mmから80mm、「イボバッタ」では24mmから35mmの体長をしています。
「イナゴ」と「バッタ」の違い
「イナゴ」と「バッタ」の違いを、分かりやすく解説します。
「イナゴ」とは、直翅(ちょくし)目バッタ亜目イナゴ科の昆虫の総称のことを言います。
一方、「バッタ」は直翅目バッタ亜目に属する昆虫の総称を意味しています。
「イナゴ」は「バッタ」の一種に含まれています。
なので、「イナゴ」は「バッタ」の仲間です。
見た目では大きな違いはないのですが、喉にある小さな突起で区別することができます。
「イナゴ」にはこの小さな突起がありますが、「バッタ」にはないので、この点に違いがあります。
まとめ
「イナゴ」と「バッタ」は、パッと見ただけでは区別がつきにくいようです。
また、昆虫の種類は数が非常に多いですが、それぞれじっくり見てみることで、その違いが分かるようになるでしょう。
春から秋にかけては、多くの昆虫を目にしやすい時期なので、興味があれば観察してみるのも良いかもしれません。