この記事では、「タキシード」と「スーツ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タキシード」とは?
「タキシード」とは夜に開かれるパーティーに参加する際に着用される男性用の礼服です。
上下揃いの真っ黒な礼装であり蝶ネクタイと一緒に着用されます。
本来夜に着用する礼装としては燕尾服の次に格式の高い衣装なのですが、現在では国賓を招き礼を尽くす必要があるような晩餐会でも着用される礼服です。
パーティーに参加するための服装としてはどのような宴席にも対応できる礼装と言って良いでしょう。
「スーツ」とは?
「スーツ」とは同じ生地を使って上下揃って作られている服の総称です。
一揃えでセットになっているものなので購入する際にも上下セットで購入することになりますし着用する際にも上下セットで着用します。
上下が同じ生地でセットになっていれば式典や宴席に出席するための礼装も、普段仕事に行く際に着るような平服でも「スーツ」です。
「スーツ」を着る際には基本的に結び下げの形になるレギュラータイと呼ばれるネクタイを合わせます。
「タキシード」と「スーツ」の違い
「タキシード」と「スーツ」の違いを、分かりやすく解説します。
夜に開かれるパーティー用の準礼装が「タキシード」で、上下が一揃いになっている服の総称が「スーツ」です。
「タキシード」も上下一揃いになっているので「スーツ」の一種として扱われます。
ただし「タキシード」を着る時のネクタイには蝶ネクタイを合わせるのが基本ですが、「スーツ」の基本は蝶ネクタイではなくレギュラータイです。
まとめ
「タキシード」と「スーツ」は礼装かどうかと思っている人もいますが、実際には「スーツ」は上下一揃いの服を指す言葉です。
そのため一揃いであれば「タキシード」のような礼服でも仕事に着ていくような平服でも「スーツ」になります。
礼装かどうかは「スーツ」かどうかとは無関係なので注意しましょう。
