この記事では、「シンカー」と「スクリュー」の違いについて紹介します。
シンカーとは?
シンカーとは、野球でピッチャーが投げる球種のうち変化球の一つです。
直球の軌道から曲がって落ちるボールをシンカーといいます。
英語では「sinker」と書きます。
人差し指と中指を揃えて握り、回転をかけて投げます。
シンカーは、落ちるシュートとか沈むボールと表現されることもあります。
シンカーを得意としていたピッチャーには、東京ヤクルトスワローズの抑え投手として活躍した高津臣吾が挙げられます。
高津のシンカーは、バッターの手前で落ちるため打つことが非常に難しかったといわれています。
シンカーはオーバースローで投げるピッチャーには負担が大きいので、サイドスローやアンダースローのピッチャーが投げることが多いです。
スクリューとは?
スクリューも野球でピッチャーが投げる変化球の一つで、一旦浮き上がってから落ちるボールのことをいいます。
本来はスクリューボールといい、英語では「screwball」と書きます。
スクリューを開発したのは、ルーブ・フォスターとクリスティ・マシューソンという野球選手です。
スクリューは左ピッチャーが投げることが多い球種ですが、右ピッチャーの中にもスクリューを投げる選手はいます。
ただし、腕への負担が大きい球種なので、近年はあまり使われなくなってきています。
スクリューの代わりにチェンジアップを投げる選手が増えました。
シンカーとスクリューの違い
シンカーは沈むボールで、スクリューは緩やかに落ちるボールといわれています。
ただし、その定義は曖昧で、メジャーリーグではどちらもスクリューボールに該当します。
メジャーリーグでシンカーと呼ばれるのは、速球で沈む軌道を描くものになります。
まとめ
シンカーもスクリューも変化球ですが、シンカーは沈むボールのことをいいスクリューは緩やかに落ちるボールのことをいいます。