「カーボン」と「グラファイト」の違いとは?分かりやすく解釈

「カーボン」と「グラファイト」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「カーボン」「グラファイト」の違いを分かりやすく説明していきます。

「カーボン」とは?

「カーボン」とは炭素のことです。

木を燃やして作る炭や地中から採掘できる石炭も「カーボン」と言えます。

単純に燃料としての炭を指すだけの言葉ではなく、強度を上げるために炭素化させたものを指すことにも「カーボン」という言葉が使われることもあるでしょう。

石炭などを加工する時に取れる副産物のピッチやアクリル繊維は特殊な処理で高熱を与えると炭化しますが、こういった繊維は「カーボン」繊維と呼ばれます。

意味としても使い方としても炭素を指す言葉だと思って問題ありません。


「グラファイト」とは?

「グラファイト」とは炭素でできている元素鉱物です。

炭素を黒鉛化と呼ばれる数千度の非常に高い温度で加熱処理すると「グラファイト」になります。

高熱処理することによりバラバラだった「カーボン」の並びが高い硬度を持つ六角形になるため、「グラファイト」は身近な物質でありながらとても強度が高い物質です。

また「グラファイト」は滑りが良い性質も持っているのも特徴です。


「カーボン」と「グラファイト」の違い

「カーボン」「グラファイト」の違いを、分かりやすく解説します。

炭素や炭素材料全般を指す言葉が「カーボン」で、炭素材料の中でも黒鉛化の処理を施したものが「グラファイト」です。

「カーボン」は軽い上に高い強度を持つ素材ですが「グラファイト」はそれを大きく超える高い強度を持っています。

また「カーボン」素材の中でも「グラファイト」は高い潤滑性をもっているので、「グラファイト」は油を使うと不都合がある場面での潤滑剤としても使われる物質です。

まとめ

現在日本では炭素材料をまとめて「カーボン」と呼んでいるので、黒鉛化した炭素材料である「グラファイト」「カーボン」と呼ばれることがあるというのが両者の違いをわからなくさせる原因でしょう。

「カーボン」は炭素の総称で「グラファイト」はその中の一種類だと覚えておくべきです。