「インク」と「インキ」の違いとは?分かりやすく解釈

「インク」と「インキ」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「インク」「インキ」の違いについて紹介します。

インクとは?

インクとは、印刷などに用いられる色が付いた液体のことをいいます。

また、万年筆などで筆記するために使われる液体もインクと呼ばれています。

英語では「ink」と書き、それをそのまま日本語読みしたのがインクです。

黒や赤、青、緑など様々な色があります。

万年筆やペンで最も使われているのは、ブルーブラック(藍青色)という色です。

また、インクには水性のものと油性のものがあります。

水性インクは色材を水に溶かしたもので、扱いやすいという特徴があります。

しかし、乾くのに時間がかかるので、汚れやすいのがデメリットです。

油性インクは有機溶剤に色材を溶かしたもので、すぐに乾くことが多いです。

ビニールやプラスチック、金属などにも印字することができます。

それから使われている色材によっても区別されます。

染料や顔料といった種類があり、色の付き方等に違いが出ます。

家庭用のインクジェットプリンター等もあり、自宅で簡単にインクを使って印刷を行うこともできます。


インキとは?

インキとはインクのことで、全く同じものを表す言葉です。

現在でも印刷業界などでは、インキという言葉が使われています。

明治時代まではインキというのが一般的でした。

その後、インクというようになりインキはあまり使われなくなっていきます。


インクとインキの違い

インクとインキは同じものなので、全く違いはありません。

なぜ呼び名が違うのかというと、インキがインクに変化したという説とオランダ語の「inkt」をインキと呼んだからという説があります。

元々使われていたのはインキで、現代ではインクが一般的になっています。

まとめ

インクとインキは全く同じもので、呼び名が違うだけです。

明治時代まではインキが使われていましたが、現在はインクという名称の方が一般的です。

ただし、印刷業界などでは現在もインキを使用することもあります。