この記事では、「イタ飯」と「チャーハン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「イタ飯」とは?
「イタ飯」とはイタリアの料理を指す俗語です。
現在の言葉ではイタリアンが「イタ飯」と同じ意味の言葉として使われています。
「イタ飯」という言葉が生まれたのは1980年代のバブル期で、当時はイタリア料理がオシャレなご飯の代表という認識が広まっていました。
そのため若者が恋人とのデートや日常的かつオシャレな食事としてイタリア料理を食べることが非常に多く、そう言った料理を指す言葉として流行したのが「イタ飯」という若者言葉です。
「チャーハン」とは?
「チャーハン」とはご飯を具材とともに炒めた中華料理です。
米を主食とする文化圏であれば似たような料理はどの国にもありますが、特に中華風の「チャーハン」は古代中国の影響を受け続けてきた日本にとっては馴染み深い料理と言えます。
そのため日本でも家庭料理として日本らしい焼き飯ではなく中華風な「チャーハン」が作られることは多いです。
家庭料理としても親しまれていますがコンロの火力など設備面で完璧な「チャーハン」を作るのは難しいので、中華料理店などの外食でも根強い人気のあるメニューになっています。
「イタ飯」と「チャーハン」の違い
「イタ飯」と「チャーハン」の違いを、分かりやすく解説します。
イタリア料理全般を指す昔の若者言葉が「イタ飯」で、炊いた米を具材とともに油で炒めた中華料理の名前が「チャーハン」です。
「イタ飯」は1980年代と古い時代の若者言葉なので現在では使われる機会も殆どありませんが、「チャーハン」は親しみ深い料理の名前として今でも使われ続けています。
まとめ
「チャーハン」は漢字で書くとイタめたメシで炒飯と書きますが「イタ飯」と「チャーハン」は全くの無関係です。
「イタ飯」はイタリア料理を纏めて呼ぶ俗語であり「チャーハン」は中華料理の中でも一つの料理の名前でしかなく、言葉が指し示す料理の範囲も大きく違います。