「よさこい」と「ソーラン節」の違いとは?分かりやすく解釈

「よさこい」と「ソーラン節」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「よさこい」「ソーラン節」の違いを分かりやすく説明していきます。

「よさこい」とは?

「よさこい」とは、「よさこい節」とも呼ばれる、高知県の民謡です。

夜分や今夜を意味する「夜さり」という言葉が元となっているという説があり、「よさこい」という言葉を繰り返して歌われるのが特徴ですが、起源は特定されておらず諸説あります。

この「よさこい節」「よさこい」の名前の祭りが、高知県高知市で毎年行われ、2万人以上が参加します。

当初は阿波踊りといったような盆踊りなどの日本伝統の踊りが踊られていましたが、現在ではサンバから演歌、フラメンコまで様々な踊りが披露されています。


「ソーラン節」とは?

「ソーラン節」とは、北海道後志の積丹半島から余市郡発祥の民謡です。

「ソーラン節」は元々ニシン漁の際に漁師によって歌われた「鰊場作業唄」という4部で構成されている民謡の一節「沖上げ音頭」が洗練された歌で、ニシン漁のしていた出稼ぎの漁師たちが、自分たちの団結力を高め、作業の憂さを晴らす形で自然に発生した歌とされています。

「ヤーレンソーランソーラン」から始まる「ソーラン節」は、誰もが一度は耳にした事はあるのではないでしょうか。


「よさこい」と「ソーラン節」の違い

「よさこい」「ソーラン節」はどちらも民謡となっていますが、その発祥の地は異なっています。

「よさこい」は起源については特定されていませんが、主に高知県から広まった民謡です。

対して「ソーラン節」は北海道発祥となっており、ニシン漁の漁師が自然に歌っていた歌が広まったとされています。

当然、別の民謡ですので歌詞やリズムなども異なっていますが、どちらも日本人なら馴染みの深い民謡です。

まとめ

「よさこい」「ソーラン節」は、日本人であれば誰もが耳にした事のある代表的な民謡です。

それぞれ発祥は異なっていますが、「よさこい」「ソーラン節」ともに、触れる機会は多いのでないでしょうか。