この記事では、「ザボン」と「文旦」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ザボン」とは?
ザボンとは、ミカンのひとつ。
レモンに似た、鮮やかな黄色い皮をしています。
ちなみにザボンという変わった名前は、ポルトガル語から来ているもの。
ポルトガル語でみかんを「サムボア」と呼んでいたことから、この名に落ちつきました。
ポルトガルと親交のあった長崎県には、ざぼん漬けという人気のスイーツがあります。
ザボンを煮て、甘い砂糖をからめたものでお抹茶やコーヒーのお供とて楽しめます。
グレープフルーツに近い味わいをしていて、適度な酸味もあります。
「文旦」とは?
文旦(ぶんたん)も、かんきつ類のひとつです。
黄色くてハリのある皮をしていて、温州みかんと比べるとサイズも大きめです。
ずっしりとした重みがあって、みずみずしい歯ごたえがあります。
薄黄色の果肉はとろけるようで、ゼリーを食べているようです。
日本には室町時代に入ってきた文旦ですが、現在では品種改良がおこなわれ色々な種類があります。
果肉のゆたかな水晶文旦、芳醇な香りの温室土佐文旦、とても大きなサイズの温室晩白柚。
バラエティ豊かな味わいに魅了されます。
「ザボン」と「文旦」の違い
「ザボン」と「文旦」の違いを、分かりやすく解説します。
「ザボン」と「文旦」は名前が異なるだけで、どちらも同じ果物をあらわします。
ザボンは長崎や鹿児島、大分など九州地方でつかわれる表現です。
一方で文旦は、広いエリアで呼ばれています。
またお店によっては果肉の色合いが黄色いものを文旦、やや赤みがかっているものをザボンと区別している所もあります。
いずれにしても、みずみずしい歯ごたえを楽しめる「ザボン」と「文旦」。
どちらも食卓を彩ってくれる、人気のフルーツです。
まとめ
「ザボン」と「文旦」の違いを分かりやすくお伝えしました。
ザボンと文旦は同じミカンをあらわします。
長崎地方ではザボン、それ以外のエリアでは文旦と読んでいます。
おいしい果物をいっぱい食べてみてください。