この記事では、コンピューター用語の「アルゴリズム」と「プログラム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アルゴリズム」とは?
「アルゴリズム」とはコンピューターに行わせる処理を簡略化して明確な形にした手順のことです。
料理に例えると第1段階として水を鍋に入れ火にかけてお湯を作る、第2段階として全ての具材をカットする、第1と第2段階が終わったらお湯に具材を入れて煮込むのが第3段階で、第4段階として味付けすればスープを作る処理が完了します。
このようにどのような処理をさせるかを大まかな流れとして定義したものが「アルゴリズム」です。
「プログラム」とは?
「プログラム」とはコンピューターがどのような処理をするかを具体的に記述したものです。
「アルゴリズム」の流れに従い各段階でこういった処理や計算を実行させるという形で記述されます。
先にも挙げた料理の例でいうと水の量を何ミリリットルで火の強さは中火、具材は人参を1ミリ間隔で櫛切りになどの詳細な部分まで適切な指示を出し、その記述通りに進めば処理が完璧に終わるというものが「プログラム」です。
「アルゴリズム」と「プログラム」の違い
「アルゴリズム」と「プログラム」の違いを、分かりやすく解説します。
コンピューターに実行させる処理の手順を大まかに定めたものが「アルゴリズム」で、その具体的にどういった処理をするかまで詳細に記述したものが「プログラム」です。
実際のプログラミングでは目的の処理を完了させるためにどういった手順が必要になるかから「アルゴリズム」を定め、その後必要となる具体的な方法を「プログラム」として記述していく流れになります。
まとめ
コンピューターが実行する処理の流れと大まかに見ると「アルゴリズム」と「プログラム」は同じに見えますが、細部まで詰めてあるかが違います。
最終的に完成するものは「プログラム」ですが「アルゴリズム」はそれを作るための骨組みであり、「アルゴリズム」に詳細な処理を肉付けしたものが「プログラム」と言えるでしょう。