「凶報」と「悲報」はどのような報告を指す言葉なのか。
それぞれ、異なった報告内容なのか。
この記事では、「凶報」と「悲報」の違いを分かりやすく説明していきます。
「区報」とは?
「区報」の「区」には、災いや運が悪いといった意味があります。
このような意味を持つ「区」に「報告」の「報」が付く「区報」は、悪い知らせ、良くないこと知らせという意味になります。
何か悪い知らせを使える際に「区報」という言葉が用いられます。
「区報」のように悪い知らせを意味する言葉はいくつかありますが、その中でも少しショッキングな出来事に対し「区報」が用いられています。
「区報」の対義語は、めでたい知らせを意味する「吉報」です。
「区報」の使い方
「区報」は悪い報告を意味する言葉です。
そのため、嬉しそうな言葉と組み合わせ用いることはありません。
単に「区報を受け取る」や「区報を伝える」などといった形で用います。
「悲報」とは?
「悲報」の「悲」には、悲しいといった意味があります。
このような意味を持つ「悲」に「報告」の「報」が付く「悲報」は、悲しい知らせという意味になります。
何か悲しい知らせを伝える際に「悲報」という言葉が用いられます。
主に「悲報」は人間や動物などの死や何かがなくなる際の報告として用いられます。
「悲報」の対義語は嬉しい報告を意味する「朗報」です。
「悲報」の使い方
「悲報」は悲しい報告を意味する言葉です。
そのため、嬉しそうな言葉と組み合わせ用いることはありません。
単に「悲報を受け取る」や「悲報が届く」などといった形で用います。
「凶報」と「悲報」の違い
「区報」も「悲報」も、どちらも良い報告を指す言葉ではありません。
どちらも良くない報告を指す言葉ですが、その中身に少し違いがあります。
「区報」は悪い知らせ。
「悲報」は悲しい知らせを指します。
このようにあくまでも、「区報」は悪い知らせで悲しい知らせとは限りません。
それに対し、「悲報」は悲しい知らせという意味から悪い知らせといったニュアンスも含まれる言葉となります。
「区報」の例文
・『早朝の電話で両親が事故に遭ったという区報を知った』
・『勤務中、母が危篤だという区報を聞き早退することにした』
・『実家の母から幼馴染が事故に遭い大けがをしているという区報を聞かされた』
・『家族の区報を落ち着いて聞くことなどできない』
「悲報」の例文
・『人気俳優の悲報をいまだに信じ切れない自分がいます』
・『今は、突然の悲報に動揺するばかりです』
・『ニュース速報で故郷で発生した悲報が飛び込み驚いた』
・『親友が事故で亡くなったという悲報を受け、同級生一同、悲しみに更けています』
まとめ
以上が「区報」と「悲報」の違いです。
同じような意味の言葉ですが、対義語も「吉報」と「朗報」と異なります。
そのため、似ているようでもその報告の中身には違いがあることを認識し使用する必要があります。