幼稚園児から中学生まで多くの子供たちが通う「学研」と「公文」。
この2つの学習塾にはどのような違いがあるのか。
この記事では、「学研」と「公文」の違いを分かりやすく説明していきます。
「学研」とは?
「学研」の指導方針は学校で使用している教科書に沿った学習指導です。
今現在の生徒の学年に応じてプリント学習を行います。
生徒はプリントで学習し、その結果、「学研」の先生がその課題をクリアしたと判断すれば次のステップに進むものとなります。
「学研」の場合、実際の学年よりも上の課程の勉強を進めることはありません。
あくまでも、実際の学年で習うものを中心に学習が進みます。
国語・算数(数学)・英語が基本で1回の時間は30分から1時間程度。
幼児から中学生まで週1回コースまたは週2回コースで通うことになります。
そのほか宿題も出されます。
「公文」とは?
「公文」の指導方針は生徒の年齢や学年に関係なく、生徒の能力に適した学習指導です。
今現在の年齢や学年に関係なく、その生徒の能力が高ければ、どんどん上の学年の学習へとステップアップすることが可能です。
反対に高学年や中学生の生徒でも低学年の勉強への理解度が低い場合、実際の学年のレベル以下の学習を行うこともあります。
学習したプリントを提出し「公文」の先生が課題をクリアしたと判断すれば、学年に関係なくどんどん上の学年の勉強へと進むことが可能です。
国語・算数(数学)・英語が基本で1回の時間は30分から1時間程度。
幼児から中学生まで週1回コースまたは週2回コースで通うことになります。
そのほか宿題が大量に出ます。
「学研」と「公文」の違い
同じプリント学習を基本とする「学研」と「公文」。
対象とする生徒も幼稚園児から中学生とほぼ同じ年齢を対象とします。
週に1から2回程度教室に通いプリント学習を行う「学研」と「公文」。
様々な学年の生徒が同じ教室で各自自分のプリント学習を行うスタイルは同じです。
学校のように黒板やホワイトボードなどを使って前で先生が生徒に向かって授業を行うことはありません。
わからない場合は個別に教えてもらう。
出来たプリントは個別に採点してもらうものとなります。
このように学習方法に大きな違いはありませんが、各指導方針に大きな違いがあります。
「学研」はあくまでも、生徒の今の学年に応じた学習を行うのに対し「公文」は生徒の能力に応じた学習の進め方と行います。
そのため、幼稚園児が小学校3年生、4年生の学習をしていることもあります。
こういった学習の進め方に大きな違いがあります。
その違いに応じて「学研」が適しているのか。
「公文」が適しているのか。
を選ぶものとなります。
まとめ
以上が「学研」と「公文」の違いです。
どちらもプリント学習を取り入れ、また、自宅での学習習慣を身に着けるため宿題にも力を入れているといった共通点があります。
また、教室の数も多く近所で見つけやすいといった共通点もあります。
そのうえで、大きな違いは指導方針にあり、その点を比較し教室選びを行う必要があります。